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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

さくら 

さくら

さくらが咲き始めた日はもう遠い過去になってしまった。
誰もがさくらなんてとっくに終わったと思ってるだろう。
しかし意外に微かになんとか咲き続けてる木もあり、八重さくらならまだまだ充分そこらで見られる。
八重さくらはソメイヨシノとはまったく違う、同じさくら種目とは思えない違う印象を受ける。

以前中国を長い間旅して中国についてはちょっとした物知りになってしまった。
実はあの大陸でさくらの花を見た事がないのだ。ないのか、たまたまボクが見た事がないのかとにかく見た事がない。
彼らにとって梅、桃というのは人気が高く、とくに桃の花は縁起ものだ。
桃源郷ということばも実はここから来ているんだろうか、彼らにとって幸せの象徴は紅色、桃なのだ。
でも実はさくらもすごい人気なのだけど、残念なことに中国にはない。
ちょっと中国人と会話になるとすぐ彼らはリーペン ダ インホア(日本の桜花)と言う。
中国では育たないとは思えないのだけど、さくらはやっぱり日本固有の花なのか。
以前アメリカ人の友人に[さくらは日本が原生の花だ」と話したら皮肉った顔をしてアメリカではさくらなんて当たり前の木だよ。
と反論されたが、どうやら有名なワシントン公園のさくらは日本の苗のようだ。

雲南省の田舎に何度も訪れた宿がある。そこの主人が今度来るときは日本のさくらの苗を持ってきてくれとしつこくいわれた。
結局それ以降、その土地に行かなかったんだけど、あの顔はよっぽど欲しかったんだろうなと思う。