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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

広い空 その2 

広い空 その2

海から突然カメラの話になってしまう。 これまでボクはほとんどの機材の話には冷ややかな耳で聞いていた。 とくにカメラ雑誌のこの手の記事にはたいした実態を感じてこなかった。 それなりの実績のあるレンズならさほど違いなんかないと思ってきた。 (もちろん確かにひどいレンズと良いレンズはあるが、ここに書いてるのは一般論としての話だ。) これまで仕事の条件に合わせてそれぞれの機材を使い分けてきた。しかしレンズメーカーを使い分けたことなんかなかった。これまで写真をずーっとやって来たがレンズで定評の高価なカールツアイスとマミヤのレンズの違いを写真を見ただけでは正直言って明確な判断はできかねるし、要するにここでまとめればそれが現状の各機材メーカーの実態で、あとは各人ブランドの好みの問題だろうとくらいに思っていたわけだ。 こんなことを書けば自分の不勉強をあからさまにしてるようなものかもしれないが、でもそれが正直なところだった。ところが最近ちょっとした理由で同じ条件でレンズテストをしてみた。 特に最近買ったキャノンの新しいレンズと前のニコンのレンズを比較してみた。 もちろん各レンズのグレードもあるのでここで一概に明言は出来ないが、ボクのこれまでの機材に対する冷ややかな考えは一気に吹っ飛んだ。特にデジカメ時代になってこれまでのボクの考えは通用しないとこに来たのが実感した。 なぜなら、これまではカメラはレンズ以外はただの箱であってどういうフィルムを使うか?が鍵だったが今やカメラの性能自体が画質になった。またレンズがここまでシャープになったことにびっくりした。 ここまで違えば素人だって判断がつく。ただこれが良いかどうかの判断、必ずしもシャープなレンズが良いレンズとは今だって思わない。時としてシャープすぎるレンズは表現から外れることもあるからだ。 よくハスイさんは写真は工芸品だ、と言われる。ボクもその考えに同感だったがデジタル時代はちょっと複雑になって来た。古いデジカメと新しいデジカメでは機材の進歩は著しく比較の対象にならないと思った。