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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

海外のコーヒー事情と日本 

ヨーロッパのコーヒー事情

最近ずーっとコーヒーについて書いて来て、ついでに海外のコーヒー事情をどうしても書きたいのです。
そもそもコーヒーとは日本に最初に入って来たのはヨーロッパかアメリカからで俗にいう洋風文化なワケです。
もちろんアメリカとヨーロッパではコーヒーは飲まれ方は相当に違いがあります。日本はアメリカ寄りの飲まれ方と云って良いでしょう。
でもそのアメリカですらも最近は都市ではアメリカンコーヒからヨーロッパ風の深煎りコーヒーに変わってしまいました。
スーターバックスのシアトル系コーヒーの影響で日本のカフェも黒船が来たように深煎りコーヒーに変わってしまいました、
そういう変化がないと習慣って変わらないのでしょうかね。でもおかげで日本もいつの間にか浅煎りから深煎りになってしまいました。

さて話は戻して、フランスとかイタリアとかラテンヨーロッパではコーヒーとは当然真っ黒な深煎りエスプレッソが出て来るのが一般です。
パリのカフェでコーヒーと云えば黙っていてもデミタスの濃厚なエスプレッソです、砂糖無しで美味しく飲める物ではありません。
去年パリに半月も滞在しましたがカフェでコーヒーは結局は一杯も飲みませんでした、またカフェすらほとんど行きませんでした。

ボクにはヨーロッパのコーヒーとは一緒に付いて来る角砂糖をかき混ぜて飲む物で、じゃなければとても飲めた代物ではありません。
立派なワインを産み出す美食の聖地のヨーロッパが、コーヒーに関してはなんであそこまでまずいのでしょうか?信じられません。
多分コーヒーと言う飲み物に対する考えがまったく違うからなのでしょうか?もちろんすべてのお店がそうだともここでは言い切れませんが。

ボクが体験したその他の海外のコーヒー事情はインドネシアコピー(コーヒー)とベトナムコーヒーです。
この両国はコーヒー豆を自国で産出するので庶民の暮しにはコーヒーはとても日常的でここ両国にいるとそれぞれのコーヒーは日常で欠かせなくなります。
インドネシアの場合はコーヒー粉を細かく挽いたインスタントコーヒーみたいな粉をグラスに砂糖と一緒に入れます。
そこへ熱湯を注ぎ込みかき混ぜて粉が沈むのを待ってから上澄みを上手く飲みます。
またベトナムコーヒーはよく路上なんかで気軽に飲めるのですが、駄菓子屋みたいなグラスにコンデンスミルクを入れて、
次にまた駄菓子屋みたいな安っぽいアルミの容器にコーヒー粉を入れてグラスの上において熱湯を注ぎ込みフタをして数分待ちます。
ポタポタ落ちて来るのを眺めながら街行く人を眺めます、ポタポタが停まった時点でコンデンスミルクとコーヒーをかき混ぜて飲みます。
考えてみれば納得するのですがコーヒーとコンデンスミルクの組み合わせはやはりまさかの絶妙な意外な味でした。
そう言うえばこの味はタイ人も同じ味覚でした、東南アジアではこの甘ったるいコンデンスミルクが大好きです。
どっちも相当に大雑把で駄菓子屋的な味です、ボクが今回ここまで書いて来たことは、どこかのアホが書いた窮屈な戯言でしかありません。

ここではこう言う物がとっても美味しいわけです。旅が本当におもしろいのはこう言う瞬間なのです。
日本で気難しく必死になって考えて守って来た考え、価値観、人生観をここではあざけ笑うかのように一瞬で叩き壊されたりします。
異国のベトナムの路上に座って街行く人を眺め、この甘ったるい子供の味覚を飲んでるとこれまでのコーヒーに対する考えが一瞬で吹っ飛んでしまいます。
要するにコーヒーとは砂糖を入れて甘ったるくして飲むのも良し、はたまたプレミアムな砂糖無しで甘みが感じる上品な物も、これもまた良しなのです。

日本には茶の湯の文化と言う思想が根底にあります。
素晴らしい空間で質の高いお茶をいただく事は心のくつろぎには深い関わりがある思想があるということです。
たかがコーヒーされどコーヒー、やはり本当に良いコーヒーにこだわる事。それが最近コーヒーについて書いた考えなわけです。
この味を本当に知ればボクが言う事が充分うなずけるはずです。やはりこれは大人の味なわけです。
この一連の話を最後までつき合って下さった方には心より感謝します。