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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

旅で体験した話20 首長族の村に行く 

旅で体験した話21首長族の村に行く

中国から香港を経由してバンコックに入りタイ北東部の街メイホンソンに来た。
当たり前の話だけど、ここに来て感じる事は、その国の雰囲気と言う物はその国の国家体制が作り出す空気によるモノだとまさに痛感する。
中国に支配されれば、そこは重苦しい中国になってしまうしタイに支配されれば、あっけらかんとしたタイになってしまう。その分かれ道は土地の雰囲気プラス国家体制が大きく左右する。
ここタイはやはり当時の中国に比べたら物量が遥かに豊かだった、また物事の感覚が軽快でまた資本主義的で特に外人観光客相手のビジネス感覚は実にフットワークが軽い。
彼らの外人観光客相手のビジネス感覚は感心するばかりで、商売出来る物は何でもかんでも気軽に商売にしてしまう、バンコックカオサンロード辺りでは国際線航空券ですら屋台のチケット屋で売ってる。
このフットワークの軽いビジネス感覚は中国から来たばかりの感覚では、拍子抜けすると云うか、気が楽と云うか、軽いと云うか、ここにピッタリ当てはまる言葉が出てなかなか来ない。
でもちょっと前までは北東部イサーン地方はタイで最も貧しくて女の子は学校を卒業すると売春置き場に行くしかない子が案外たくさんいて、バンコックで出稼ぎををする子も結構いた。
そもそもタイは文化的に売春の感覚が恐ろしくサバサバしていて伝統的にお客さんをお持て成しするくらいの感覚のようだ、でも今はタイも生活レベルが上がりそれは過去の事になったみたい。
とにかくここは敬厳な仏教国であり、性風俗が盛んだったり、国境付近の治安が不安定であったり、何やったっても自由だったり、欧米の旅行客にはアジアで最も人気のある国と云うのも、うなずける国だと思う。

さてそんな空気に戸惑いながらホッとして、まずここに来たのは首が長い民族をどうしても見たかった、それを写真に撮りたかった。多分それは身動きの取れない中国にあまりにも長く居過ぎた精神的なリバウンドだったと思う。
この辺りの山岳民族のトレッキングツアーガイドと知り合いなって彼にその村に連れて行ってもらった。
先ず,川に行ってそこでエンジン付きのスピードボートをチャーターしてそこから数分川を下り、川沿いに村があり村に入る前にエントリーチャージを払うが、ここの物価にすれば安くはない。
そしてガイドにも案内料を払う。全部足すとバカにならない金額だった。やはりここは何をするにしてもお金が物を言い、お金で事が進むように出来ている資本主義の国だ。
たかが少数民族の村に行くのにもこんなにもお金がかかるのか?と思うとこんな感覚は中国にいた時にはなかった感覚だった。当時はあの国は我々のような旅行者をツアーガイドするような業者がまったくいなかった。
もちろん少数民族をネタに商売する人もなかったしそんな雰囲気がまったくない、だから一切は自分でやらなくてはならないし、その分人が介入しないから、好き勝手にやれておもしろくもあった。

そして村の中に入り村の人たちに出会った、何だかやはり変なのだ、首が普通より長いことは動きがちょっと普通より違っていてユラユラして動いてるみたいで、ボクらみたいに動けないのだ。
なんだか動物園のようでもあり宇宙人と出会ったみたいでもあり妙な感覚だった。
村を一回りして思ったのはたったこれだけ?だった。しかもここに長く住んでる感じがしないのだ。
この村には住人はわずか十数人くらいしかいない。いったいなんでこんなに少ないのだろうか?しかもそもそもカレンパドワン(首長族)たちはビルマ領の人たちだったのがなぜここタイにいるのだろうか?
その事をガイドに聞いた。するとガイドは誰かが彼らの村丸ごとタイへ連れて来たと云っていた。
そして村のエントリーチャージをもらって優雅に暮らしてるみたいです。そう云えば彼女達は一時期日本にも来てテレビ出演していた。