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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

2010年度朝日広告賞グランプリ(2部)決定。 

朝日広告賞グランプリ受賞

ちょうど去年の今頃に撮った仕事です、この写真は結果的に昨年ボクが関わった仕事の代表作品になりました。
これは昨年の3/31日辺りに日経、読売、朝日、などの新聞に一斉に掲載され日経新聞広告賞、日本新聞協会広告賞でそれぞれ最優秀賞をいただき、さらに電通賞新聞部門で最優秀賞をいただきました。
もうこれで終わりかと思っていたら、昨日電通さんからメールが届き朝日新聞広告賞グランプリを受賞したとの報告をいただきました。
1本の広告でここまで各社の最高賞をいただく事が出来、こんな縁に出会えることは多分ボクの人生ではもう2度と来ないだろうと思っています。
しかしボクはこの広告賞受賞に対してボク個人の写真家としては決して浮かれたりはなく、とても冷めた見方を持っています。それは妙に謙虚ぶっているいるのでもありません。
確かに日経、朝日、新聞協会、電通賞それぞれで最も評価されたわけです、広告写真家として大変に栄誉ある事に変わりはありません。以前だったら飛び跳ねて驚喜していた事でしょう。
しかしこれは確かにこれはボクがシャッターを切ったのは事実ですが、この広告の大賞受賞理由は決して写真家の力量が評価されたのではなく、あの東芝さんがついに白熱電球の生産を止めた。
このニュース自体が受賞の理由であって、次にそれをラインの前で一斉にお辞儀して締めくくる。これを企画した電通さんの企画力に受賞理由があります。
ボクがした事なんてただ脚立に登って高いところから人が並らび、ラインを取り入れてシャッターを切っただけです。せいぜいボクがした事は工場天井すべての蛍光灯照明を一斉に消灯してもらう判断をしただけです。
まあそんなことでもこれを見る限りはあの場でとっさによく冷静にちゃんと判断したな、と思いました。
ボクのした事はそんな物程度で、すべては東芝さんの持つ企業力、そのニュース性が受賞の最大の理由ですね。
ボクはそこに乗せていただいた立場でした。