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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

ゴールデンウイークはアトリエ水平線は開放します、6 

ゴールデンウイークはアトリエ水平線は開放します、6

アトリエ水平線オープンカフェ情報
4/29(金)~5/8(日)休みなし
鎌倉市稲村ガ崎3-13-13
11:00~17:30ごろ(日没まで
0467-24-4759
500円(ドリンクバー形式)
10歳以下のお子様、ペット同伴はご遠慮ください。
http://www.suiheisen.biz/ e mail watarai@mbk.ocn.ne.jp

今回アトリエ開放に合わせてアトリエ水平線の看板を新しく作りました。
それでちょっと今日は看板と個人商店の関係について書いてみたいと思います。
最近世の中から昔ながらのペンキで文字や絵が描かれた看板が街からほとんど姿を消してしまい「看板屋」と云う言葉自体が聞かなくなりました。
街を見渡しても昔ながらの味のある看板を掲げているお店なんかはほとんど見かけなくなりました。
一昔前、田舎に行くと道路線路脇には松山容子のボンカレーの看板とか大村崑のオロナミンCとかツバメ学生服の看板があちこちにで見かけましたが今は滅多に見つけられません。

昔の街の写真を見ると興味をそそる看板が街中に溢れていたように思いますが、今の日本ではほんとんど看板らしい看板は見かけなくなりました。
何だか寂しい物です、その手の文化はどうして消えてしまったのでしょうか?世の中はもう看板を必要としないのでしょうか?

しかしヨーロッパに行くとカフェとか花屋とかお店には楽しい看板がそこかしこに掲げてあります。
それらは文字がキレイにレタリングされ意味不明の絵が描いてあったり、不可思議で夢と遊び心があって見ていて楽しいものです。
今日本の個人商店はヨーロッパのそれに比べるとなんだか元気がなく、社会問題ではないかと思うくらい個人商店は大手のショッピングセンターに押され元気がありません。
地方都市に行くと昔の商店街はシャッターを下ろした店が多く、大きな駐車場を備えた大型のショッピングセンターにお客は完全に取られてしまいました。
もちろん都会の下街の商店街ではまだまだ元気に頑張っている商店もありますが、そこでもコンビニに鞍替えした店が多く、食べ物屋もファーストフード系チェーン店が目立ちます。

ファーストフード系のチェーン店はヨーロッパではあまり見かけません。日本とヨーロパでは流通のシステムに違いがあるのでしょうか?
どうして日本では個人商店は大手の店には太刀打ち出来ないでしょうか?
個人商店はチェーン店にくらべて価格設定、店構え、メニューで見劣りするのでしょうか?
今日本では手描きの看板を掲げるような個人の店は押され気味で、街中マクドナルド、ケンタッキー、吉野家、デニーズみたいな看板ばかりになってしまいました。

地方都市の国道沿を車で走ると大きな駐車場を備えたファーストフード、バーガー、ビデオ、書店、ゲームソフトホムセンターの店ばかりがずらりと並ぶ情景を見ます。
ボクに目にはあまり美しいとは思えず、街の美観はもう壊れているように感じます。
これをアメリカで見るならさほど気にならないのですが、日本の地方都市の郊外でこれを見るとボクには決して美しい街だとは思えません。
こう云う物って不思議ですがヨーロッパではあまり見かけませんし、多分彼らは街の美観を考えて自治体が規制していてもおかしくはないと思います。
運河の街、アムステルダムでは美観を考えて運河に手摺すら付けないで、小学生には落ちた時、自力で泳げるよう 学校で鍛えていると聞きます。
日本人からすれば冗談みたいな話ですが、彼らはそれくらい街の美観にこだわるのです。
それを思うと日本の住宅街は本当につまらなくなってしまいました住宅に使われているアルミフェスの門、外壁材、ドアー、ブロックとか、
これらの多くは安っぽいパーツばかりで、街全体が安っぽくなってしまいました。
こういう安っぽいパーツは安くて手っ取り早いのかもしれませんが、ヨ―ロッパの住宅では今でも木枠の窓とかドアーはペンキが塗られていたり、
レンガが使われていたり、ステンドグラスが使われていたり、建物の外観や街の美観を本当に大切にしている事が伝わって来ます。
街が美しい事と個人のお店に元気がある事に何の因果関係があるのかどうかは分かりませんが、日本の商店街はあまり遊び心があるとは思えません。
今の日本では看板があったとしても、現実的な看板だったり捨て看板のような物が多い気がします。
もっと面白味のある夢を描いたような手描きの看板があっても良いような気がします。
少なくともアトリエ水平線は看板の文化を大事にしたいと考え、これからも楽しい看板を作って行きます。