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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

広告写真とは?デッドボールすれすれのストライク 

広告写真とは、すれすれのストライク

ボクが思うに昨日書いた「これは広告じゃない」と云う広告視点とボクが考えていた広告では出発点の視点が違うのではないかと思う。
基本的に広告とは商品の存在を世の中広くに告知して商品が売れる事が広告です。
それが絶対に広告なんだと考えれば、確かにボクの撮っていた写真なんか「これは広告じゃない」と云われてもそれは妥当な考えです。
まあ今になればそう言う事なんだな思う事が出来るわけです。

でもそればかりが広告じゃない事も事実だと思います。
以前、ボクに米村浩さんがこんな事を言っていました。
広告とはどうしても世間にさらされる分、いろんな批判を浴びる事になる、あっちからの批判を防御して、こっちからの批判も防御して、またこっちも防御して、
その結果、防御で固めた広告は鮮度がなくなり、面白味がなくなってつまらない物になってしまう。結果的に面白いモノを作りたければ無防備にならざるを得ない。

分かれ道がそこにあると思うのです。単に商品を告知するだけの広告なのか?
またはその商品に対してイメージとかある価値観を付加させたい広告を作る考えなのか?
ではまったく出発の視点が変わって来ます、もうこうなって来ると同じ業界の仕事とは思えないくらい、考えが相反して来ます。
要するにイメージアップさせる力を持った広告なのか、告知を目的のチラシ的な広告なのか?
時には商品によってはちょっと際どいスレスレの表現をした方が、人の心に響く事だってあるわけです。
お笑いだってそうですが、当たり前の話題ばかりネタにしていたって人の心に響きません、広告だって時にはデッドボールすれすれの際どいストライクは時にアリです。
こうなって来ると、「広告とはこう言うモノを云うのです」なんて存在しないと云う事です。
でも、そんなイメージを訴える広告なんてこの世に一体どれだけあるのかと思えば、ゴマンとある広告からすれば、ほんの一握りの数です。
だから「こんな写真ばかり撮っていても広告として食べて行かれませんよ。」が大方の意見なわけです。