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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

美しい青空 

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「美しい青空」とは今さら聞きあきたことばです、多分若い子たちにそのことばは何の説得力もない聞きあきたことばじゃないかなと思います。
実際ボクが若かった頃、そんなことばになんの魅力を感じなかった、もっとカッコイイものにいつも憧れていた、例えばオシャレなお店とか洋服とかデザインがカッコ良いとか、、、などなどです。
今はもうそういうものにあまり心は動かなくなった。雑誌も買わないし、洋服にも夢中にならないし、雑貨物にもさほど興味はなく、そう言う物に憧れたりはもうしない。
年を取ったからか?と云えばそうだけど、必ずしもそうでもない。今だってオシャレなものに興味はあるには変わらない、自分の写真は少なくともジジ臭い写真を撮っているつもりはまったくないし、そうでない自信は持っているし、それは今だって何ら変わらない。
年を取ったから感覚が枯れると云うことはボクにはまったく理解できない、むしろより、つまらなないモノに目がくれなくなる分、もっと目覚めて来るとボクは実感している。
ただ考え方、価値観が変わって来たのは確かです、つまり雑誌で取り上げられるものは流行りモノが多く時間が経てば古びてしまうものが多い、そう言う物にはもうまったく興味がなくなったと云うことです。
それに物を買うことに興味が薄れ、素(す)なものに興味が移った。例えば花の色彩、空の色彩、これらを見ていたり、結局はこう云う物が一番カッコ良くて美しいのだなと感じるようになった、でも世の中ではこれを「年を取った」と云う。
それが「年を取った」なら、それはそれでも構わない、そんなのは自分がどう感じているかであって人に判断されることではない。仮に判断されたって勝手にさせておけば良い。要は自分がどう感じているかが基準だと年を取ってやっと理解出来た。

前置きが長くなってしまったが、この青い空をパッと見た瞬間、これは滅多に見られるものじゃない透き通った淡い青だなと感じた。しかし画像を修正して作ったのではない。
風が北風のザラ付いた海面が重く見せ、それがより淡く透き通った青い空に見えるのだと思う。でもこれは年に何度も見られるような青じゃない。今は結局はこう云う空とかの素の物とか足下の雑草の花なんかを見て何かを感じる時が好きです。