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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

真っ直ぐであればいい。 

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時々人に写真を教えることがあります、でもいったい写真の何を教えるのでしょうか?
そもそも写真なんて教えられるものじゃいと思うけど、そこをなんとか教えるのです。
ボクらがまだ駆け出しだったころ、先を行くカメラマンに会って作品を見せてもらったり話が聞けるだけですごく刺激になったし新しい世界の扉が開くきっかけになった、だからボクもその役割になれたら良いと思っている。
でも正直なところ、、今風の若い子たちは、教えた事はその場だけで終わってしまう人が多い、教えた事を根気よく自分なりに工夫しない人が本当に多く教えた事が身につかない。
彼らに何かを教えるのではなく、彼らの先入観、ムダな考えをシンプルに正す方がよほど多いです。それくらいムダな考えばかりに毒されているケースが多い気がします。
多くは写真が分かっていないよりも、情報の耳年増になっていたり、その見極め、判断が出来ないとか、大切な事がきちんと選び取れない事の方がずーっと多い気がします。

例えば、写真の捉え方があまり感心しない、物を少し離れた遠い目線で全体の印象を捉えることが重要なんですが、その目線で見られない人が多い。
空間に目が行かない、それより主役ばかりをいじくるところから始めます、そこが上手く出来たら次に周辺に広がって行く順番です。でもその順番は正しくない。
その考えは主役はキレイに仕上がるけど全体の印象が弱くなるやり方です。そこをきちんと分かってするなら良いと思うけど、それしか考えられない考えです。どうしてそこが見えないのでしょう?
理由は、一般の仕事はいろんな制約が課せられます、ほとんどが主役重視の考えです、この考えのままでは「木を見て森を見ず」になってしまいます。
世の中にはいろんな制約、ゴチャゴチャに囲まれ気がつくと自分を見失います、でもそこを振り切って単純でアタマの中はシンプルで真っ直ぐな物の見方を守り通します、これがどれだけ重要か問われています。
真っ直ぐなまなざしが出来たら理想です。