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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

旅の指南(10)プーケットの格安ビーチ 

タイはコタオの他にも話すべきおもしろい話はまだまだあります、旅行者の間でタイは人気でどこも施設が充実していてスムーズでした、ベチナム、ラオス、カンボジアがまだ自由旅行が出来なかったので、アジアではタイ、バリに旅行者は集まっていました。
当時、日本では航空券は今みたいに安くはなく代わりにバンコクで安く買えました、僕らがアジアを旅するにはまずバンコクに片道チケットで飛んで、バンコクで現地情報を基にそこから次にどこにどうフライトするかを考えました、あの当時バンコクでは顔なじみのチケットオフィスがあったのであらゆる最新ルート情報、買い得チケット情報はそこですべて入手できました。
でも時々せっかくタイに来たんだから、少し時間を割いてどこか気軽に行けそうなビーチはないか探しました、「プーケットに行ったら?」と言われて行きました、今プーケットは有名な観光地になりましたが、あのころはまだ今ほどではなく、でも大型ホテルがメインのリゾートですが、探せばエコノミービーチもありました。
今はプーケットは日本でも知られたリゾートになったけど、あの当時少なくとも僕らはその名前すら知らずにチケット屋さんのススメでそのまま飛び込んで行きましたが、着いたとき、果たして本当に僕らでも泊まれそうな格安なゲストハウスは本当にあるのか少し心配になった、それくらいこれまで行った観光地とは違う雰囲気を感じていた。
バンコクからナイトバスで出発してプーケットを目指し翌朝プーケットに着きました、バス着き場にはポン引きが山ほどいて客の争奪戦は凄まじいものがありましたが、僕らはまずツーリストインフォメーションに行ってそこでレートの安いバンガローを紹介してもらった、紹介されたビーチへはそこから乗り合いミニバスが出ていてそれに乗って行きました。
ビーチ名はたしかナイヤーンビーチと言ったかな?もちろん僕らが目指すビーチは鉄筋ホテルではなく海の家みたいなものです、ミニバスの最終ストップが僕らの目指したゲストハウスでした、宿はレストランも兼ねていて、、、、レストランと言っても海の家みたいな程度です、部屋の受付すべてはそこでします。
行った時がベストシーズンだからか宿はほぼ満杯状態でした、もしここが満杯なら安く泊まれるところはこのビーチあたりにはもうなかったと思います、他の宿泊客はほとんど欧米バックパッカーたちでした、気が合えば彼らと一緒にご飯を食べたりビールを飲みながら雑談は気楽にできます、どうせ彼らもヒマですからいくらでも話し相手になってくれます、日本でヘタな英語学校に行くよりそっちの方が生きた英語が学べる気はしますが、、、。
レストランの背後は切り立った斜面にバンガロー(小屋)が何十軒も建っていて僕らの部屋は階段100段くらいの上に建っていて階段の上がり下りが結構面倒でした。
ビーチは小さな入り江の最奥にあって、僕らの部屋から見た入り江は中々見応えのあるもので、海とは高台から見るものなんだ、お金持ちたちの別荘は高台を選びたがる理由がそこで理解できました。
入り江は至って静かで波はなく、ゆったりプカプカ浮かんで遊んでいられますがそこにはサンゴはまったくありませんでした。
高台から周囲の風景を見回すとプール付きホテルが周辺にはあちこち建っていました、わざわざビーチに来てプール付きのホテルに泊まる?ちょっと理解に苦しむが、、、僕らのバンガローは完全に世界はそれらとは別だった、そこはバックパッカー(エコノミー旅行者)達相手のゲストハウスです、エアコンは当然部屋にはなく粗末なバンガローでした、それで十分と感じるか、それではダメだと感じるかは各自の旅のスタイルとその人の旅感覚次第だと思う。
基本的には短期旅行者向けリゾートです、これまで見てきたゴアとかコタオのように取り残された特別の場ではなかく、俗っぽい観光客の空気はすぐそこまで迫っている感じがひしひしと感じていましたが、ここはここ、あそこはあそことプーケットを楽しんでいました。
ビーチの周りはココナッツの林が並び時々ココナッツ林を散歩していると、男がサルを連れてココナッツの林に入って行くところに出会いました、何かが始まりそうな感じがしたので成り行きを見てたら、男がサルに「、、、、、、」といった瞬間、サルはひょいひょいとココナッツのてっぺんまで登って行きココナッツを掴んでクルクルと回しココナッツを採って下に向けてポイっと投げた、男はそれを拾ってまたサルに「、、、、、、」と言った、サルは次のココナッツをまたクルクルと回して採って下に投げた。
ハハ〜ン、上手いことをしたものだ、木登り名人のサルにココナッツを採らせる、地元の人に聞けば、プーケットにはサルにそれを調教する訓練所があると聞いた。
ちなみにココナッツの熟成具合についてですが、色がまだ緑色の場合はココナッツの内側にまだ白い果肉はまだ出来ておらずただ水分を飲むだけ、実が枯れてやや茶色になったら実の内側に厚さ1センチくらいのココナッツの果肉がびっしり出来ている、それを割って削り取る、果肉は料理にもお菓子にも使える重宝なもの、多分ココナッツオイルも果肉から取ると思う、でも土地の人たちは飲むなら青い果肉ができる前のものを好んで飲む、僕は熟して若干炭酸が効き始めた方が好きだけど、、、、。
プーケットは特に秘境でもないし、記憶に残るようなところでもないけど、ビーチから街に繰り出して散歩する楽しみはあった、屋台で食事をしたり、サルのココナッツ採りを見学したり、こんなのでも日本にはない気楽さがたしかにあったと思う。多分今またプーケットに行ったらまだこの気楽さは残ってるかな?