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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

40年前とははるか昔のこと。 

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40年前の昔、まだ自分は二十歳という若かったころ、イギリスに10ヶ月くらい住んだ。
あれ以来、一度ロンドンオリンピックの直前に1週間くらい来たけど、じっくり腰を落ち着けてロンドンに浸ったのは今回が40年ぶりって感じがする。
40年っていかに長い時間か、具体的な確認のしようがないけど、ここイギリスで昔過ごした記憶を辿ってみるとそれがどんなに昔のことかやっと40年がいかに長いか実感した、まるで浦島太郎のように何もかもが変わっていた。でもよく注意して物事を見ないと気がつかずに物事は流れて行く、自分が過ごした場所に行った時に自分は何も覚えていないことにおそろしいほど驚く。
40年も前の記憶とははるか遠いもので、その記憶はいかに当てにならないかをひしひしと感じる、昔住んでいた場所を訪ねても、地下鉄駅からどうっやって自分がいた場所に行けるか、その記憶がまったくない、少しくらい思い出せると思っていたけどまったく思い出せない。いささかショックなくらい覚えていない。
またイギリスも僕らがいたころとはずいぶん変わっている、やっぱりパッと見だけでは変わったことなんて分からない、でもじっくり見て行くうちにじわりじわり見えて来る、ああ自分がいた時ってすごい昔だったんだなって実感する、これは日本ではあまり味わえない感覚じゃないかな、、、長く離れていたイギリスだから味わえる不思議な気分じゃないかな。
日本なら変化の流れを感じながら時間を過ごせるけど、ここはまったくなく完全に遮断された環境で40年ぶりの出会いは 遠い過去のものの事実に徐々に気がつく、僕らがいたころ1978年のイギリスってもっと貧しかった、ポンドの感覚が今とはまったく違う、今の1ポンドは100円か1ドルのような感覚だけど、あのころはだいたい1ポンドが500円だった、でも現実の感覚は1000円感覚の使い出があった。
ユースホステルが素泊まり1泊で95ペンスくらい、食事だって1ポンド以内で食べられた場所はいくらでもあった。
日本はイギリスみたいに物価や金銭感覚はここまで変わっていない、多分倍くらいになった程度で、イギリスは通貨感覚はあの当時からすると10倍くらいになった、ポンドが著しく落ちたのか、物価が上がったのか、どうかは知らないけど、相当激しい政策を打ってこうなったんだな、、、それをやった首相がサッチャーさんだからやはり鉄の女と呼ばれる政策を強行したんだな、、、、と思う。
それと街を歩けば美味しそうなものがいたるところで売られているけど、昔はそんなものはなかった、とにかく不味いものしかなかった気がする、それにイギリス人はコーヒーなんか飲まなく、紅茶しか飲まなかったけど今はひょっとしたらコーヒーの方が飲んでるんじゃないかな、、、、?やはり時代は変わった。
ただ相変わらずイギリス人の信号を守らない感覚は前と同じで、クルマはもちろん信号を守るが、街中で歩行者は信号なんかあってないようなもの、クルマさえ来なかったら赤だろうがなんだろうがいくらでも自由にどこからでもじゃんじゃんスキを見て渡る、それは今もまったく変わらずじゃんじゃん道路を好き勝手に渡る。
この習慣を僕は日本に持ち帰ってしまい日本でもクルマが来なかったら平気でそこらを渡るようになったけど、これは日本ではヒンシュクものであまり褒められたことではない、でもこれに慣れると気楽でいいから気にしないでやっちゃう。