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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

時々、海外に行って感覚のリフレッシュをする 

先月、約半月間、イギリスに滞在していました、日常を離れて海外で何かをすることは仕事以外で海外に行くのは久しぶりのことでした、これについて今日は少し書きたいと思います。
僕らのように会社員ではない時間や立場に縛りがない者の特権は何と言っても自由です、自由気ままに何かができることしかありません、とは言え世の中とはしっかり関わりがあるから長く行けたとしても2〜3ヶ月くらいが限度かな?
こう言うのは世の中から見たら旅と言えるんでしょうかね?旅とはあっちこっち旅することが旅だから、僕らの場合は旅とは言えないのかな? 最近は海外に目的を持って何かをすることが多く現地でリゾートに行ってゆったりとかじゃなくて、日程は意外に忙しく、自由で行き当たりばったり、行くアテもない外遊ではない、とは言え世に多い1週間以内であっちこっち行くツアーよりまだゆったりしてる、やっぱり海外は何もかも環境が違うから気分も考えも物事の見え方が変わってとても良いです。
一定の場所にずーっと縛られる生活は思ってる以上に思考を固定させます、人間のアタマが良いとか、良くないとかは、単にアタマが優れているだけではないと思います、常に好奇心と疑問と向上心で物事を見られるかにかかってると思います、逆にそれが脳を活性化させると思います。
そう言う意味で環境を変えて目的を持って旅をするのは観光地巡りの旅より僕は好きですし充実感を感じます、そこに行かないと出来ないことをしに行きます、そこで観光地巡りしたり、有名店で買い物したり、何かを食べたり、これらはよほど興味がなければしません、そもそも僕にとってガイドブックは事務情報に入手に使います。
ロンドンならオイスターカード(交通カード)を入国してすぐ入手法、使い終わった精算法、〇〇はどこで受付時間を知ること、最近の料金システム、イギリスの鉄道切符は、9:30以降、日帰り往復切符は値引き率が大きい、これら知っておかないと損をする情報をガイドブックをフライト中に到着前までにしっかり目を通す。
今回ロンドンに行ったのはイギリスの植物園を訪ねたかったからです、やはり日本の植物園だけではどうしても見え方が日本的な見方でしかなく、イギリス人にとっての植物園ってどうなのか知りたかったからです、なんせ植物園とはイギリス人が生み出したもので、それは聖地巡礼みたいなものです。
僕らプロの写真家は写真を上手に撮るだけが仕事ではない、写真を上手に撮るだけなら、そんな人はいくらでもいます、上手な写真で高いギャラをもらうんではなくてみんなが知らない文化の引き出しをたくさん持ってることでギャラをもらっていると僕は自負しています、だから時々いろんな国に行って新しい発見をして新鮮な気分と刺激を受けてまた日々の生活に活かす、それが僕の財産だと思っています。

昔僕がイギリスに滞在した時、70年代後半ですが当時のポンドと今のポンドでは価値がまったく違います、あの当時1ポンド(当時1ポンド=480円)あれば最低でもちょっとした食事が出来ました、今の日本だって1000円あれば7〜800円くらいの定食屋はいくらでもあります。
僕の部屋は1週間10ポンドで家具、ベット布団付き、みんなとの共用ですが食器も鍋もありました、入ったらすぐ生活開始できました、10ポンドは4800円ですが10000円感覚がありました。それが当時のイギリスの物価感覚でしたが、今は1ポンド150円くらい、今の物価はパブでフィッシュ&チップスと1パイントビール1杯で20ポンドは越えます。20ポンドとは3000円くらいです、当時に比べたら物価がすごく高くなったとびっくりしています。
当時のバスの初乗りは20ペンスくらいです、地下鉄も30ペンスくらいだったかな、、、?今は2〜4ポンドくらいします、電車で1時間くらいなら往復で4〜5000円くらい、日帰り、ラッシュタイム以外で安くなってそれでも3000円以上で物価はずいぶん変わりました。JRはまだ安く鎌倉ー新橋(50分くらい)で片道780円くらいで、往復値引きも時間帯値引きもない、また自転車を自由に列車内にイギリスは持ち込めます、これもイギリスの特権です。
物価に関して言えば、イギリスが変わったんではなくて、実は日本の物価が変わらなかったんです、オーストラリアに行った時も驚いたのはシドニー動物園の入場料はなんと4000円でした、いまの日本の物価感覚を外に持ち込むと世界中が高く感じます、日本はかつて世界で物価の高い国でしたがここ30年で世界の流れから後退したようで物価は止まったまま30年前とさほど変わらず安くなったものさえあります。
最近日本には外国人旅行者が多く見られるのは、ヴィザが取得しやすくなっただけではなく日本の物価が安くなったからじゃないかと僕は思っています。これらの流れは日本いただけでは分からないことですが、外に行く度に世界の流れをあれこれ感じます。