アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

うわのそら病 

若いころから、多分これは幼いころからだと思うんだけど、僕は相当好奇心旺盛に生きてヤツだと思う。
何かおもしろいことを見つけたら、それにとことん入り込んでしまって、現実的なことなんかアタマの片隅からきれいに消えてしまい学校から帰ったら、塾なんかすっぽかしてランドセルを家に放り投げてどこかに遊びに行ってた、夜になればなったでテレビ見るに忙しい、宿題なんかまともにやれるわけない、そのまま翌日学校に行くタイプ。
好奇心旺盛、それは最近では聞こえが良い、でもそんな子がそのまま大人になって結果さえ出せたら、世の中から「常識に染まらない感覚的なヤツ」とか「枠にはまらない好奇心旺盛なヤツ」と讃えられることもある、、、、または「子供時代らかあんな子だったからこんな大人なったんだよ」と悪く言われるかは、大人になって結果次第で評価なんか本当に紙一重です。少なくとも僕はこの紙一重の重さと人の評価がいかに風向き次第で無責任かをイヤってほど味わった。
好奇心旺盛、これは聞こえの良い言い方で、その反面は自分の興味のあることはやる、興味がないことはやらない、現実的なことが苦手、非現実タイプとネガティブに言われることもある、僕の場合これが普通の人より顕著で、物事は良い方に働けば良い結果が出るけど、良くない方に働けば日常生活はとても困る、これを抱えて生きるってことは、側で想像するよりはるかにしんどい人生をするしかない。
感覚を生かした職業は好きでなった、、、、確かにそうだけど、どうも世の中は夢とは遠い生き方をする人が圧倒的に多いせいか、この手の生き方を美化する人がやたらに多い、たしかに現実的な生き方からすればおもしろそうかもしれない。
昔から夢と目標をきちんと持って美大に行ったとか、それなりに方向性を決めてこの職業になったとはちょっと違う、、、、もっと凄まじい違う理由でなった。
身の回りに手本となる結果を出している大人がいなかったし、例えなりたくてもそんな生き方が果たして本当に可能なのか未知数だったし、僕だって現実的な仕事はイヤイヤながら一通り自分を押し殺してやったけど、自分の思考構造とはまったく合わないことがやってよく分かった、そこで感覚能力を使うことしか残された道はないと腹を括った。
自分の持ってる能力にいい意味でも悪い意味でも、そこに気がついた、「自分の能力は普通の職業感覚ではまったく通用しない」という言い方がまさに正解です。でもそれを人に話して、さっと解ってくれる人なんかほとんどいない。
僕の場合、発達障害を抱えていて思考構造は平たく出来ていない、感情の起伏、好奇心の乱高下はそれなりに激しく、普通の人ならサラッと予定を立てて沿って行動できるだろうけど、僕の場合、予定なんてあってもないに等しい、予定を立てたところでなんの役に立たない、もちろんな集団行動なら従うけど、自分一人なら、その場その場で興味が唆られるものに意識はすぐに流される、予定なんて僕には何の説得力がない、その必要性がなければ、気が向く方向にすぐに意識は行く。
そこですごく困るのは意識は現実的なことにはない、興味のあることばかりに心は向いていて現実的なことは病的なくらいうわの空、僕はそれを「うわのそら病」と呼んでる、これは僕が勝手につけた病名ですが、こういうのは発達障害の人に多い現象だと思う、例えば、コンビニにミルクを買いに行った、ところがコンビニに入ってあれこれ目に飛び込んでくる、そこで別物を見て意識はそっちに行ってしまう、ミルクを買いに来たはずが、あれこれ意識は散らかって、ミルクは買い忘れ目的とは別物を買って家に帰るパターン。
または、車を運転し、駐車場に着いた時、トランクを開けて、荷物をあれこれ分別する、持っていくもの、持って行かないもの、鍵はトランクの中に置いたまま分別に意識は取られてしまう、さて仕分け作業は終わって、うっかりトランクをバーンと締めて、鍵とじ込みをやっちゃうケース、こんなことは日常茶飯事。
広告で一緒に仕事をする人が僕に語ったこと、学芸会の準備で作り物を夜遅くまで夢中になって作って完成させ、翌朝学校に行く時、ランドセルを家に忘れたまま作った物を大事そうに持って家を出た、学校の校門に入る時、母親がランドセルを持って追いかけて来て、ランドセルを忘れたことをひどく怒られた、でも彼の言い分は、夜遅くまでこんなに夢中になって作ったことは何も褒めてくれず、ただ叱られたことが心に残った。と僕に話してくれた。
アタマがうわのそらを好奇心旺盛は関係あるのか?と思われがちだけど、僕は絶対関係があると思う、物を置き忘れる人と好奇心旺盛タイプはデーターを取れば必ず答えは出ると思う。逆に忘れない人で好奇心旺盛な人は絶対少数派だと思う。
何か表現する、しかもそれが普通の人じゃ描けない世界を表現できるってことは現実的世界が消えてしまって意識は好奇心の世界に支配された状態だと思います、それができる人が表現ができる人なんだと思います。

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