アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

車社会のアメリカ 

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今年5月に一度アメリカに来て半年以内にまたアメリカにやって来た。
初めてこの国に来た時の印象はまさに映画で見るような車社会の国だな、、、と思って見ていた、始めはそれがアメリカらしさでかっこいいとさえ思って見ていた。
しかし何度も来るうちにそれに違和感を感じ始め、しまいに車中心の社会に辟易するようになった、そしてアメリカ全土がそんな街だけじゃないことにも同時に気がつき始めた。
古い街はそんな風には出来ていない、 古い街の多い東海岸にはまだ行ったことがないけど最初に開拓移民がやって来て開いた時代には車はまだなかった、それが自動車が登場した後に出来上がった街は車があることが前提で街はできている、この街の構造差は大きい、早い話、後発の街は車がないと一切が始まらないようにできてる、これは結構日本人にとってちょっと違和感があると思う。
カリフォルニアではサンフランシスコは古いタイプで街には市電が走っているが新しいタイプの街でそうじゃない、そういう街は自転車ならまだ何とかなるかもしれないけど、歩いて近所に買い物に行く感覚はまるでない、そもそも道に人が歩いていない、歩く雰囲気じゃないし街を歩いてもラチがあかない、もちろんアメリカすべてがそんな街ばかりじゃないと思うが、その代わり街にダウンタウンと呼ばれる中心エリアがあるけど、その街作りの差ははっきりしてる。
アメリカという国は本当に何から何まで人工でできてる、もちろん雄大な自然は当然あるけど、ラスベガスのように何もないただの野原をある日、突然そこに建物を建てて街を作り電気を煌々と点灯して派手な街を作った、そのスケール感は アメリカン人らしい。
それは話に何度も聞いているし、写真でも何回か見るが砂漠の上を飛んで突然降りたところにケバケバしい街が忽然と現れる、この目で実際にそれを見るとその凄まじさを実感する、また車で延々と野原を走ってこの人口物と自然界の差には言葉を失う。
そんな凄まじいアメリカに辟易して、前回、帰りにロスアンゼルスにフィルム現像のため立ち寄った、殺伐とした街からロスに降りてとても癒された、何度も来たはずのロスだったけど、シーズンが良かったのか街中にきれいな青い花が咲き誇っていた、また街の作りがとにかく美しくてホッとした、こういう感覚は日本にはない、自由で開放的で、さすがにロスだな、、、、、とホッとして心の底から楽しんだ。
10年くらい前、ロスアンゼルスまでフライト代が以上に安かった、往復4万円ちょとで飛べた時代があった、それで時を見計らってはアメリカを何度も旅をした、レンタカー代は安い、高速代はただ、ガソリン代も安い、宿代も安いとあって、気楽に飛んでいた時期があった。
回った主な場所はロスアンゼルスを起点にあちこち回った、車の窓からのアメリカらしい風景を堪能したけど、だいたいは同じような風景に飽きて来た、また道路沿線にはどこでも見るチェーン店が並ぶばかりで終いにアメリカの旅に飽きて来た。
しかも朝から晩まで車に乗りっぱなしでアメリカ人と話しをする機会がない、話す時はレジで二言三言話す程度であとは黙って車を黙々と運転するのみで実に素っ気ない、車のラジオからビリージョエルの歌声が聞こえる、これはまさにアメリカで聴く音楽なんだな、、、と実感した、東海岸の古い街に行けばまた違うアメリカに出会えるんだろうけど、カリフォルニアの車の旅は素っ気ない旅が多い。
でもそうは言いながら一度くらいならアメリカ自動車旅行を体験するのはとても面白い旅だと思う。

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