アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

持って生まれた感性と荷物 

最近、発達障害の検査を受け結果はクロでした、発達障害について、これまでその本を何冊か読んでいたので自分のだいたいの予測はついていてほぼ想像通りの結果でした、むしろまありにも細部まで予想通りのままでそれに多少驚いたくらいでした。
検査にたどり着くまでは2回検査師、医師とあれこれ準備段階の話をしましたが、どうしてすぐ本検査に入らないのか不思議でした、医師と話してこれまで人生で起きたことその意識傾向をランダムに箇条書きしたレポートを提出して検査に入りました、検査内容は、知能テスト、図形の並べ直し、図形の間違い探し、記号の並べ直し、などなど、その他の検査をいくつかトータルで1時間半くらいしました。
その検査結果はやはり事務的な能力は平均より劣る、細かいところの書き漏れ、書き損じ、計算ミス、それらが目立つが、感覚的、直観的な能力は平均値に比べてぐんと高く、その落差は普通じゃない、そんな結果でした、そこでカウンセラーの方に質問し、感覚的な結果ついては普段日常から使ってるからの結果なのか、先天的なものなのか、と聞くとやはりこれは生まれ持った能力ではないか、と説明を受けました。
感覚部分は普通ここまでの数字は出ないけど、その一方、常識的な事務処理の能力不足は極めて目立つようで僕自身これをどう受け止めて良いのか、人生これでずーっと生きて来て触れ親しんだものとは言え複雑な気分でした。
ただ、今回の検査で検査師からのアドバイスでは、「普通なら感じられない物が、この数字から推測すると直感的に理屈抜きに一瞬で見えるんでしょうね」と言われたことについてちょっと改めて考えました。こういう言い方は自分を自慢してるように聞こえるかもしれないが、そうではなく、そうか、、、、、、、僕には普通に感じることがみんなには当たり前じゃないんだ、、、、、?と、改めて感じました。
この結果を医師から通達され、薬である程度の負の部分を改善することが可能だと指導を受け、医師の指示に従うことにしました、なんというかこう言うことはそんなに神秘的なものでもなく、もっと現実的なもので、体質的で、遺伝的なもので運動神経に似たようなものなんだと実感しました。

アトリエで過去何度かワークショップをしました、これまでみんなに指導して来たのは、「この光の中でグラスがキラッとくる瞬間を探してそれを自由に自分の感じるままに撮ってください、環境を十分に整えたからあとは探すのはそんなに難しくないでしょう?」と、そんな調子でやって来ましたが、今日の話でひょっとしたらこれはみんなが当たり前に探せることではないんだな、、、と感じた瞬間でした。
感覚表現を仕事として長年やって感じ続けたことです、そこで働く多くの方々、有名美大から大手の広告制作会社に入って仕事をしてる人はみんな例外なく優れた才能を持った人ばかりの集団だとずーっと信じていたけど、実際、会ってみるとそうでもないんだな、、、もちろんそれなりの篩に掛けられて来たんだろうけど結構普通の人と変わらないんだな、、、それが印象だった。
そこで感じたのは、感覚的な何かを持って生まれた人とそうではない人が世の中にはいるんだ、その差はなんと言えば良いのか、これは努力ではなんとも動かしがたい歴然とした違いを感じて来ました、でもそれはただ直感的に感じただけで、具体的に何か数字で表せるとは思ったこともなかったのでそれはただ曖昧に感じていたことが、今回それが明確に数字で出たことに少々驚いた。
僕は助手として二人の写真家につきました、最初についた写真家はあまり才能が豊かとは思えなかった、もちろん就く前はそんな風に思わなかったが就いて横で仕事ぶりをずーっと見て行くうちに感じたことは、その人はとても常識的で、現実的で、少しも感覚的だとは思わなくなった。
それに対して次に就いた写真家はとても感覚的な方だった、これは何というか、努力してああなったのではなく、あれはもう生まれつき持って生まれた空気のようなものだなと感じた。でもここはどうしても誤解して欲しくないのは、ここでどっちが優れているかを書きたいんではない、ここから書きたいのは、才能を持った者に感じる悲しさ、寂しさ、不安なんかがあるんだと次回書きます。
今回、僕自身の発達障害の検査を受けて、具体的に感じたとことは、これは持って生まれた物なんだという実感でした、 ただここで言いたいのは優れた感性を持つということはそんな上手い話ばかりではなく、だいたいは現実能力が不足する、もしくはどこか欠陥を抱えるように体はできていると感じました、もしこれをもし両方しっかり持ってるとしたらそれはどんなタイプなのか逆に興味があります。

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