アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

万年筆にハマる 

_IGP8579.jpg

最近、万年筆コレクションにハマっています。
僕が高校生の時、ちょっとした縁でフランスのJKと文通しました、言語はフランス語です、あっちから来た手紙は言葉にならないくらいカルチャーショックでした、あの時代は今とは違って海外はまだまだ遥か遠い異国の時代でした、便箋や封筒が美しかった、書かれた文字はペンで書いたセピアインク、学校で習った英文字とはまったく違う見たことがない字体、生まれて初めて海外から来た手紙を手にした時、何から何までが驚きだった。
とにもかくにも、ペンで書かれた文字は根本的にボールペンとは違うと言うことです、書き手にもよるけど、それは圧倒的に優雅で品があって幸せな気分になれるモノです、ただボールペンは現実的で使い勝手、効率、万年筆にくらべて勝ります、でもそんな価値観ばかりの生活はツマラナイから僕は万年筆にこだわりたい。
特にお金をかけて高級万年筆を買おうとしてるのではない、ヤフオクで気に入った中古ペンを落札させています、高くてもせいぜい1万円2万円のモノを狙っています、でも目を光らせて見ると5千円程度でもおもしろ味のあるペン、魅力のあるペンに出会えるから要はその気と出会い次第な気はするけど、、、。
中古なので現行モデルでは、もう生産していないものが多い、新品で買ったらそれなりの値段だったのかもしれない、集めるうちに分かったこと、書き味は大事ですが、僕の場合は意外に自分がペンのクセに慣れる、自分がペンに合せている感じです。
書き味よりデザインがかっこいいか、モノとして素晴らしいか、まずそこから、以前はペン先は柔らかくしなる感じがいいと思っていた、書いてザラザラと引っかかるのは論外だけどペン先の硬さ柔らかさは気にしなくなった、ペンに合わせるのはそんなにイヤじゃない。
気がついたのは、買う前は中字くらいが好みと思っていたが意外に細字の方がずーっと好みだった、軽い筆圧でインクがスルスル出る細字ペンが僕には気持ちが良い、結果としてそれが書き味の良いペン。
でもある日、本当にすごい良いものに出会ったら、今の考えなんて一瞬で吹っ飛ぶかも知れない、そう言うのは1本10万円で1〜2万程度じゃないと思う。
万年筆の意味は、書くことの楽しみ、これに尽きる、筆跡はボールペンとは違ってペン独自の味がある、この時代、パソコンの普及で手書きの機会が恐ろしく減った、書いたとしても現実的用事をボールペンで書くだけで万年筆を日常で使わない人はたくさんいる。でもこう言う価値観の積み重ねがいつの間にか人の心を貧しくさせる。

今回、僕がペンに関心を持った経緯はここから始まった、今年、アメリカに行った時、仕事なので自由時間はほとんどなく最後のわずかな余った時間、いろんなアイテムが揃う大型スーパーマーケットにお土産探しに行った、あれこれ見たけど結局は買いたいものがなく仕方なく文具売り場で革カバー厚手の高級ノートを2冊買った、でもこれがあっちでは意外に高くない。革と言ってももしかしたら合成革かも知れない程度のものです。
現地で見た時はたいして何も感じなかった、「これでも買って帰るか、、、」だったけどこれが不思議なもので日本に持ち帰って見るとなかなか良い物に見え、現地で見逃さずなんとか良い買い物をしたなと思った、ついでに書くと海外で物を買うコツは、現地と日本では見え方、感じ方が違うことを知っておくこと、現地でたいしたモノには見えなくても、日本でどう見えるか想像力をしっかり働かせて買わないと、持ち帰ってからそれはつまらないものになる。
さて、日本ではなかなか買えない革カバーの高級ノート、これを一体何に使うか?じゃあ毎日の英語学習に使うことにした、物の影響とは実におもしろい、これまで1冊100円くらいの無印良品の薄いノートを使っていたが革の高級ノートに変えて学習気分がガラリと変わった、紙の感じが日本のノートとはまったく違う、日本のノートの紙質はツルツルしているがこのノートの紙質はそうではなくボールペンではなく万年筆で書きたい気分になった。
まずヤフオクで日本製の手頃な万年筆を落札させた、さらにいろんな万年筆をネットで見ているうちにだんだん目が肥えて来た、値段も手頃なところで買える、自分の好みも見えて始めて来た、それに沿って落札価格も徐々に上がった。まず、最初に感じたのは国産のオーソドックスな黒の定番万年筆から海外の金属ボディーのひと昔前の万年筆に目が移った、万年筆自体の存在感にまずは惹かれ落札した。
使った感触、書き味は、特に海外製だから書き味が良いは今のところは感じていない、多分そう言う現実的なことは日本製はまず間違いない、日本製の物足らないとこはモノとしての存在感とか持った感触とか、現実的ではない、ちょっとしたことがなんだか今ひとつ物足らない。
その辺りから万年筆熱はいよいよ本格的に白熱化し始めた、もう国産のパイロット、セーラー、プラチナは興味の対象外になり始めた、今の興味はアメリカのシェーファー、フランスのウォーターマン、この二つのデザインが気に入った、シェーファーのスターリングシルバーのペン先デザイン、あの鋭角な感じが良い、ウォーターマンのスタイリッシュな感じ、これがたまらない。
たかが文字を書くための道具だけど、スマフォが流行る時代には異物的存在かも知れない、でもこう言う価値観から離れた生活の行き着く先はあまりロクなことはないと僕は思っている。

この記事に対するコメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://suiheisenbiz.blog52.fc2.com/tb.php/2027-ddc72166
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)