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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

アイドルを探せ Sylvie vartan (シルヴィーバルタン) 

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https://www.youtube.com/watch?v=JHu5iWfTADE
興味あれば上のyou tubeを開いてほしい、シルヴィーバルタン、アイドルを探せ、ライブが見られます。
今日はかの有名なフランスのシンガーシルヴィーバルタンです、これまでこの人についてじっくり書いたことがなかったのはちょっと不思議なくらいなんですが、最近友人がFBにアップさせたシルヴィーバルタンの「アイドルを探せ」久しぶりに文字と対訳をじっくり見て埋もれていた思いがガーンとよみがえって来てシルヴィーについて今回じっくり書きます、多分一回では書き切れないから何回か分けます。

シルヴィーのデビュー曲「アイドルを探せ」は1965年発売ですから今からもう半世紀以上前の遠い昔の曲です、多分今の若い子には古くさく感じるかも知れないけど僕にとって曲に秘められた世界観は今もちっとも古くさくなんかない、むしろギラギラと生々しくそこに込められた意味が今の方がより理解できて新鮮です、これがあのころのフランス人が憧れた夢なんだな〜と今になってやっと気が付いた気がしました。
詩の表現がまさかこんな中身だったのか、それはとても刺激的でエッチでその描写がいかにもフランス人らしいことばの表現で、年ごろのフランス女子の恋心が生々しくエッチに描かれていたことに今さら気がついたんです、しかも当時の新人歌手のシルヴィーはそれを初々しく全身で表現していた、これまでこの曲は高校生のころ擦り切れるほど何度も聞いたけど、それがあのころは分からなかった、いったい僕は何を見ていたのか、何も見ていなかった自分にちょっと落胆さえ感じています。
でも今は解読できる、早い話があのころより大人になったんなだと思います、またモノを見る目があのころより深い目線で見られるようになった、そしてもう一つ、今ずーっと英語学習に集中しています、外国語のニュアンスの集中力と解読力が以前よりずーっと高くなっています、以前フランス語と英語はまったく別と思っていた、そうじゃない、発音は違うけど英語感覚が鋭くなればフランス語感覚も同じように鋭くなることを実感します。

僕がこの「アイドルを探せ」に出会ったのは中学2年の時、この曲が最初に発売されたのが1965年東京オリンピックの翌年、それから6年後のことです、そころ日本はシルヴィーの第2ブーム期であなたのとりこ、悲しみの兵士、が流行っていた時期です、当時ビートルズはまだギリギリ解散直前 Let it beが流行っていたころ。
今思うとあのころは海外ポップスの黄金期70年代ロックが乗っていた時期です、日本ではポップスはほとんどが輸入物ばかり、ロックや映画、海外カルチャーが日本になだれ込んでいた時代で今の方がある意味よほど文化的鎖国なのかもしれないです。
当時、学校で英語を始めたころでビートルズを英語で歌うヤツもパラパラいた、そんな時代にある日友人家でフランス語で歌うシルヴィーバルタンを聞かされ僕はショックを受けた、妖精のようなシルヴィー、何もかもが絵も言われぬ不思議な気分になった、ずーっと探していた桃源郷世界を見つけたような夢心地な気分だった。
当たり前だけど書かれた歌詞カードの文字を見ても分かる単語は一つもない、まったく聞きなれない不思議な発音、でもやられたのはシルヴィーのややハスキーな歌声から醸し出されるフランス語独特な甘い響きと圧倒的な世界だった、とにかくそれをレコードを聞いて感じたんだから今にして思えばすごい運命的な出会いだった。
これまで聞いた英語の歌とはまったく違う!と思った。
それからすぐにお小遣いを切り崩してシルヴィーのレコードを買った、何度も聞くうちにこのワケのわからないフランス語にもっともっと近づきたいと思った、さらにお小遣いを切り崩してフランス語の辞書を買った、仏和辞書を買えば少しはなんとかなるか、、、、と思った、歌詞カードのフランス語を一個一個ノートに書き取って辞書片手に訳を試みたけどやはりどうにも手に負えなかった。
辞書では見つからない単語だらけ、どうして辞書で見つからないのか理由が分からなかった、後で分かったのはフランス語は動詞の変化があります、いちいち辞書には動詞の変化まで載っていない、変化の法則が分からない者にはこれはマジに困ったモノでお手上げです。
また辞書があれば発音記号もなんとかなるか、、、と思っていたけど、これもやはりどうにもならない、すべて歯が立たず春の新学期にNHKフランス語が始まるからついにフランス語を勉強し始めた。NHKのテレビ番組で学んでも大したことないと思うだろうけど、冗談じゃない、それは幻想です、NHKをマジに集中して3年も4年もやったら相当なフランス語力が身につきます、しかも発音はすべて生のフランス人から学ぶから中学英語よりよほどマトモな語学力がつきます。
こうして僕はシルヴィーバルタンを縁にフランス語を始めた、僕の高校生活は朝から晩までアタマの中はフランスばかりの毎日だった。
シルヴィーバルタンの出会いがどうしてそんなことになったのだろうか?それまでの僕にとって西洋文化とはすなわち英語圏文化しか知らなかった、でもある時突然フランス世界を知った、これまで見た英米から感じる世界観とはまったく別世界に出会った、まさかこんな美しい世界観がこの世にあったとは、、、それに心底やられた、多分肌がそれにぴったり合っていたとしか言いようがなかった、それ以後、僕の感覚人生感が始まったと言って過言じゃないカルチャーショックを受けてしまった。
ちょっと余談だけど、あのころウルトラマンだったかウルトラセブンが大流行してた時代だった、でも僕はそれが好きじゃなかった、毎回怪獣が出てウルトラマンが怪獣をやっつける番組はイヤだった、なんでウルトラマンは怪獣と戦わなくてはならないのか、怪獣ってどうして殺されなくてはならないのか、怪獣を毎回殺すその意味がわからなかったしイヤだった、怪獣番組よりフランス語を聞く方がずーっと楽しかった。マンガみたいな話だけどこれは本当の話です、次回へ。

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