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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

シルヴィーバルタンは何と言っても華やかさを持った方です 

ここ2回に分けて書いたように中学高校時代にシルビーバルタンに影響を受けてフランス語を始めてしまった。
唐突にここだけ聞けば、ずいぶん変わった話に聞こえるかも知れないけど僕にはそうじゃなかった。
多分誰だって中学高校のころは、これから大人になって行くため、自分は何をすべきか、、、どんな生き方が自分に合った生き方か、そのために何が自分のモデルケースか、どんな生き方や価値感が自分のフォーマットとして当てはまるか、そんなことをそろそろ真剣に考え始めるころだと思う、そして身近なものからヒントを得て、そこで何かを学び取って大人になって行く準備期間の時期です。
そこで僕が無意識に薄々と感じていたのは、身の周りのどの価値観も生き方も自分には特に魅力を感じられず、何を見本にしていいのか見つからずモヤモヤしてた時期で、、、、そこでシルビーバルタンから感じたことは、彼女から醸し出される、フワ〜ンとキララキラと、こってり濃厚な、言葉にならない華やかなきらめき、、、、そこにある雰囲気、これは一体何のか、、、それが無性に知りたかった。
一言で言えばその世界観にキラキラとした夢を感じたんだと思う、多分それまでまったく知らなかった世界観だった、そんなキラキラした世界観があるなら知らないままにはしておけなかった、それが自分の今後の生き方に影響を与えるわけではない、でも与えないわけではないような、、、、でも僕にとってそこはどうしても見過ごすわけには行かず、その感覚は今後の自分にとってどうしても知っておきたい、嗜んでおきたい感覚だった、、、、。
多分あの頃の僕にとっては大学で一般教養を学ぶことなんて興味の対象ではなく、僕にとって「美しい」と思うことの美学、美学に通じる物事を吸収することしか興味はなかった、だからフランス語の習得はフランス文化を理解するのに重要だから必須教科同然だった、でもそういうことは今になって振り返ってやっと気がついた話であの当時は自覚はなかった。

シルヴィーバルタンに出会って、その後はフレンチポップスに傾向しあれこれフランス語の歌を聴いた、でもフランス語の歌なら何でも良かったワケじゃない、僕なりに好きなものと好きじゃないものはやはりあった、例えばエディットピアフ、というシャンソン界の大御所がいますが、彼女の震えるフランス語、こってりしたあの世界は好きじゃなかった、フランスギャルの夢みるシャンソン人形なんかは楽しいけど、グイッと引き込まれるほどじゃなかった。多分シルヴィバルタンに何か惹かれるものがあったんだろう、、、

そこで出会ったのがフランソワーズアルディ、彼女は荒井由実に相当な影響を与えた人らしい、両者供におとぎ話のような共通の世界観があるんだと思う、実際ユーミンの2枚目のアルバムに「私のフランソワーズ」という曲があるけど、そこでユーミンはフランソワーズアルディへの思いを歌っている、ユーミンはその歌にフランソワーズに対して強い憧れと感情を込めて歌っているけどあれは名曲です。
フランソワーズアルディから感じたのは、彼女はシンガーソングライターとして彼女個人的な心の世界を歌っていて大衆音楽ではない、それに対しシルヴィーバルタンは個人的な感情は感じなく大衆音楽って感じがする、それに飽きたのかそのうちにフランソワーズアルディばかり聞くようになってシルヴィーはあまり聞かなくなった。
シルヴィーにくらべてフランソワーズはアンニュイな詩的世界を歌にしてる感じが多感な時期の僕にとってはいいなと思った、多分あのころ日本の歌で自分の世界を歌っていた人なんてほとんどいなかったんじゃないかな?それ以降買うレコード、聞く曲はフランソワーズばかりになった。

あれから何十年か経って久しぶりにシルヴィーバルタンを意識して聞いた時に感じたのは、シルヴィ−は今はもう70才を超えたおばあちゃんになったんなだと思うけど、彼女はやはり華がある人なんだな、、、、、とつくづく思った、それに対してフランソワーズはシルヴィーにくらべたらそうじゃない、どこか地味な感じがする、そう思うとシルヴィバルタンという人は華がある人なんだな、、、、思う。
人って、不思議なもので生まれ持ってパーっと華がある人とそうじゃない人に分かれる、これはやはり生まれ持ったものとしか言いようがない、不思議なもので必ずしも美人だから華があるとは限らず、美人じゃなくてもパーっと華がある人ってやはりいるんです。多分それがスター性っていうモノなんだと思う。
とにかくシルヴィーバルタンがここまで永遠だったのは彼女が生まれ持った華やかさゆえだと思う、また彼女から感じるのは彼女はあまり自分の歌に好き嫌いの起伏感情より、何だって一生懸命歌って黙々とこなす、そんな誠実なキャラを感じます。

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