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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

モネ作品の解釈指南(2) 

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昨日の続きです、これらのモネの作品には空間が描けています、ではこの作品の何が魅力的なのか?
今日はそれについて説明できるところまでしたいと思います。
昨日と今日、この場に載せた2点の絵をくらべて見てどう思いますか?これはネット上から拾った画像でオリジナルに比べたら色彩は全く別物かも知れないけど、僕にはこれだって心が惹かれます、じーっといつまでも見てらいれます、でも完成度の低い作品はそれが弱く、いつまでも見ていられないんです。
良いものとダメなものの違いは単純にそこだと思います、その判断は誰かがするんではなく自分で判断するんです、自分とその作品の関係は自分が作るしかないと思います、逆に、ニセモノだろうがいつまでも飽きずに魅せられる魅力が作品にあるならそれはそれで構わないと白洲正子さんは言っておられた、「ニセモノだって目利きの目を騙せるならそれはそれで良いものよ、長く使っていればそれだって愛着だって湧くわよ、、、、」、それはおもしろい発言だなと思います。
昨日ここに載せた作品と今日の作品は、ネットから何気に拾って載せましたが、載せてから気がつきました、二つの絵は同じ場所で天気と光の違いで描き分けています、同じ場所ですが条件を変えて描いています、良く見ると今日載せた絵には左隅の睡蓮がない、敢えて描かなっかたのかも知れませんが左側がやや空間があってポカンとしています、そこが絵とカメラとの違いです。
今日の絵の方が青い空、夕方の雲が、ややうすピンク色で描かれています、昨日の絵の方がやや重たいグレーな気分で描かれ、今日の空が青く手前の赤の蕾と青い空がやや爽やかな気分で描けています。モネの作品全体に言えることは、質感と色彩で作品は描かれその空間の美学が僕は理屈抜きに好きです。
空間の美学とは僕が勝手に呼んでいますが、モネの作品の魅力は色彩と湿度と光が作り出す空間の美学としか言いようがない世界観だと思います、作品によっては重苦しい世界もあれば、極楽を思わせる世界もありますがモネは自身の心の中でいろんな世界観が渦巻いていたんだなと思います。

作品の一枚一枚から何かを感じます(中には入ってこないものだってありますが)ここから僕の極めて個人的な話になりますが、僕はモネが好きなのはしっかり見応えのある「本当」が絵にあります、そこに確かな実態があるんです、そこが僕は好きなんだと思います。逆に実体のないものはなんであろうが好感が持てません。
もちろんモネだって人間です、良いものと感心しないものだってあります、(僕が見る目がないだけかも知れませんが) でも、どの絵もじっくりと考えて見るに値します。
昨今フェイスブックが流行っています、時々人のページを見て、どうでもいいつまらない記事がとにかく多いのを感じます、そこにつまらない「いいね」とか、無意味な書き込みがたくさんあります、よく見るのが、食べた料理とかつまらない記事にいっぱい書き込みがあって盛り上がっています。
どうせこういう場所に何かを載せるなら、面白いこと、珍しいこと、びっくりすること、見応えのあることを載せて、読み手もそれきちんと応えるなら良いんですが、とにかく程度のあまりにも低い記事が多いのが目につきます、それを見ると時々バカらしい気分になります、どうしてこんなつまらないことにたくさんの、いいね、が集まるのか理解できない、そんなネットワークに首を傾げますし、読んでいてバカらしくなります。
つまらないものに軽々しく「いいね」を乱発していたら、世の中のいいね、はどんどん信じられなくなります、いくらつきあいとは言えバカらしいネタに「いいね」を乱発するのは好きではありません、またそれに合わせられる愛想もありませんし。
世の中は「ウソのいいね」で溢れています、でもモネの絵はいつまでもじーとっと見ていられます、たぶんそこにつまらない「いいね」がなく本当の見応えがあって、じっくり考え鑑賞するに値する内容だから僕は好きなんだと思います。
こう言うことを「品格」と言うんでしょう、みなさま、つまらない「いいね」はやめましょう。

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