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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

モネ作品の解釈指南(4) 

今日、書く話はモネ解釈とは直接的視点ではあまり関係のない話かもしれないけど、表現をする、絵画を理解する、上でここはとても大切な視点だと思いますし、こういう視点がないと絵画とか宝物の価値なんて理解なんか出来ないです。
今僕は個展最中です、個展をやってるといろんな方が来ます、先日、ある老人が入ってきて僕にあれこれ話しました、「これは印画紙は何を使っています?カメラはなんです?そういうこと聞いても怒らないですか、、、?中にはそういう質問に怒る方もいますので、、、、」と僕に恐る恐る聞いてきた方がいました。
僕はそれに対して」「今のとこ別にその質問に怒らないですよ、、、でもあまりつまらない質問は怒る人の気持ちは僕も分かりますよ、でも今のとこは大丈夫ですよ、、、」と答えました。
すると、その老人は僕にあれこれ聞いてきました、カメラは何を使ってるのか?印画紙は何を使ってるのか?焼き込みはするのか?暗室、写真に関する質問が次々に出ました。
その方は横浜のレンタル暗室に通い暗室のマスターに定期的に指導を受けているらしく、その方の影響は相当受けている感じがしました、印画紙とか、カメラとか、暗室に関することとか一通りのウンチクは散々揉まれてきたんだな、、、と話っぷりで分かりました、でも話からあまり好感が持てなかったのは、話からその人が感じられず、話は誰かの受け売りばかりで、やり取りの主な内容は、これは正しいのか、これは間違っているのか、質問はそこです、展示されたプリントを見て、こういうプリントは、焼きこみ、覆い焼きをやってこんなプリントになるんですか?と聞かれた。
僕もだんだんその方との話を続けるのが鬱陶しくなり無愛想になって答え方が素っ気なくなり始めました「いえ、そんな小技はほんとんどしませんよ、やるとしても必要最小限にしかやらないです、できればしたくないです、撮る時にできるだけ後処理はしない考えで撮ります、そう言うのが立派だと勘違いしてる方々がたくさんいますが、そんなのナンセンスだと僕は考えていますから。」
うんざりし始めたのは、話の主題は物事の大事なことではなく、どうでも良いようなことばかり聞いているような気がして、終いに相手をするのが鬱陶しくなってこう答えました。
「そんなこと、どっちが良いのかどうかなんて、人にあれこれ聞く前に疑問に思ったならご自分でやってご自身の感覚で決めれば良いじゃないですか?仮に間違ったところで大したことにならないし、、、、僕らみたいに一回ミスしたら次から仕事が来なくなるわけでもないし、、、、まずは誰かにあれこれ聞くんじゃなくてご自分でやって判断すべきですよ、、、それに人生だって何十年も生きて来られたんだから、それくらいの知恵は備わっているでしょう?」と言いました。
せっかく写真をやるんですから、そんな誰かの基準、考えで写真を撮っても楽しくないし、僕ならそんな撮り方なんかしたくないし、自分で考えて撮るから楽しいんでしょう?と僕なら思いますが、、、。
僕より何十年も人生を生きて来て物事を自分の目で見て自分の基準で決められないのかな、、、、?ってマジに思いました。これでは人生を重ねた意味なんてないではないじゃないですか?老人は若者より豊かな人生経験があるから尊敬されるわけだし、これではその意味がないじゃないですか?これが今の日本なんだな、、、と思いました。
僕はみんなが口を揃えて「これが絶対正しい」と仮に言ってもそんなのは人の話で「自分がそうだ」と思えないならそれは鵜呑みにしないし信じることは僕にはないです、自分がそれを、そうなんだな、、、実感して初めて受け入れます。
でも、毎回、毎回、必ずしもそうでもなく、自分が信頼する人が良いと言うなら、「あいつがそう言うなら、そうなんだろう、、、」と受け入れることは僕だってあります、でもそういう気にさせる人は多くはないですが、いるにはいますよ。
ちなみにその方は帰り際に「こんなこと聞いたらなんですが、写真、一回、見てもらえますか?」って聞きましたが僕は「いえ、悪いけど見ません」と答えました。僕は見ませんと答えた理由は自分の基準で写真を撮ってる気がしなかったらみる気になりませんでした。もしその方が自分の目で撮ってるのが感じたら、僕は下手でも見たいと思ったと思います。

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