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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

上空から見た尾瀬ヶ原と昨今の尾瀬ヶ原の事情 

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尾瀬ヶ原を上空からどう見えるのか、、、、、、?ドローンを持って尾瀬に行ってきました。
以前はドローンなんて関心がなかったのですが、仕事で覚えることになって最近は何かとドローン訓練に明け暮れる日々です。
仮にGPSを使って見える範囲を飛ばすだけならドローンなんてすごくカンタンです、はっきり言えばその場ですぐ誰にも飛ばせられます、でもそれを実際の撮影でニーズに合わせて飛ばせるようにするのはそれなりにカンタンではないです、あらゆるアクシデントに対する認識を備えておく必要があります、ちょっとした判断ミスであっさり墜落させます、フライト中もっとも気を使うことは飛行中何かに衝突させて墜落させるアクシデントの遭遇です、もちろんドローンには障害物センサーはついていますが、でも電線とか木の枝のような細いものまで読み取れません。
機体はどこまで遠くまで飛ばせられるのか、無視界飛行はどこまで可能なのか、障害物センサーはどこまでアテになるのか、どこまでが可能で、どこからが危険ラインなのか、墜落は場合によって人身事故にも繋がります、墜落は絶対にあってはならないことです、そのためにもあらゆる事故の可能性を認識しておく必要があり暇を見ては頻繁にフライト訓練をしにどこかに行きます。
ドローンで上空から撮影して驚いたのは、これまでの撮影に対する考えが一変します、これまでの考えが空を飛ぶ便利なカメラの登場で信じていた考えの枠組みがあまりにもカンタンに崩壊させられてしまいました。
ちょっと上から風景を見ただけで見える世界は一変します、これまで何度も見て来た物はなんだったのか?今まである枠の中でしかモノが見えていなかった事実をまざまざと感じます。それはスマフォの登場のように新しい機器が一瞬に旧来システムを崩壊させてしまうパワーに似ています、もちろん上空から見れば何でも新しく良いわけではないんですが、とは言えこのパワーは知るのと知らないでは大きな違いがあります。
そこに一抹の悔しさがあります、たったこんなモノにここまで崩壊気分を味わされるとは、これは何か喪失感とか敗北感にも似た気分でこれまで自分が築いてきた物は一体なんだったのか?そんな気分にさえなって僕にとってドローンとはデジカメ登場より遥かに大きな激変を感じます。

尾瀬の話に戻ります、僕は昔から何もない広い空間が好きでした、広い野原、平原、砂漠、左右遮るものがないスケール感のある土地、日本にはそういう風景は北海道以外は出会えません、日本はサイズ感が小さいコチャコチャした山が典型的な日本の風景です。日本人はゆったり広いスケール感のある風景にはどうも不慣れな国民性じゃないかと思います。
でも海外に行けば日本みたいにアップダウンの多い土地は少数です、どちらかと言えば坂の少ない大らかな土地が圧倒的に多く、昔、イギリス島一周を南のロンドンから北のスコットランドの果てまで自転車で時間をかけて旅をしました、その時そこで感じたのはイギリスはどこを走っても概ねゆったりとした平地の連続で自転車で風景を満喫しながら走れます。でも日本はそうではないんですね、、、、、その多くは登坂との戦い、もしくは車が多い道を走るばかりで日本では自転車で走る歓びは遠い気がします。
ヨーロッパの森が魅力的なのは、森の多くは平地でゆったりした森が多いからだと思います、さて前置きが長くなりましたが、、、、この尾瀬ヶ原に初めて立った時は既にイギリス体験後だったから余計に驚きました、こんなイングランドの野原みたいなところが本州にもあったんだ、、、、。何もない緑の野原が日本にもあったのか、、、、、これは日本ではとても貴重な野原じゃないかと思います、僕の知る範囲で本州でここ以外はほとんどないんではないのかな?

尾瀬ヶ原には宿泊施設がいくつか点在しています、昨晩久しぶりに宿泊して感じた事は、そこは老人ばかりで若い世代がいない、、、、ここは入山はわりと気楽に入れるところなんですが、どうしてこんな良いところに若い層、中年層がいないのか?
圧倒的に老人世代ばかりで、宿はまるで老人宿泊施設か、、、と思うほどです、その世代は多分60代から70代、まだ老人と呼ぶにはやや早い世代、まだ山が歩ける定年退職したばかりが圧倒的です、平日だったせいかも知れないけど、、、どうしてこんな場所に若者たちがいないのが不思議です。
宿泊設備は昭和のまま時間が止まっています、僕には聖地のような尾瀬がどうしてこんな場末の観光地になってしまったのか?これも時代感覚のズレなんでしょうか?ひょっとして若者たちにとってここは単なるジジババ臭い場末の廃れた観光地にしか見えないのかも知れないです。
でも箱根もそうですが、今や箱根や熱海は中国人、台湾人、香港人たちに人気ですが、日本人の姿が見られない観光地になりました、日本人にとってそこは古臭いだけでしかないのか?たしかに台湾や香港には箱根のようなシットリした観光地がないです、、、、。
ドローンを飛ばして上空から見た尾瀬ヶ原は、、、やはりここは日本には見られない一面緑世界が映っていました、こんな場所を老人たちだけに占領させておくのはなんだか、、、、勿体無いような、もっと尾瀬を見直しても良いんじゃないかとな、、、と思って見ていました、でもそう言いながら僕もその老人世代の一人ですが、、、、。

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