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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

Bucket list(バケツリスト) 

30代の頃はアジアを頻繁に旅をしていた、今から30年くらい昔、はじめはアジアに対してあまり良い印象は持っていなかった、アジアのイメージ自体がまだ良くないかった時代で、治安も衛生面でもイメージが悪そうであまり楽しそうな気がしなかったけど、いざ行ってみるとそんな適当な考えは吹っ飛んだ、アジアの旅がこんなに面白いとはびっくりした。
もちろん好きで旅をしていたが、もう一つの理由は、普段、日常生活をしていると知らぬ間に官能的な物の捉え方、官能的な感性が薄れ退化しているのを感じます、その官能的な思考をもっと身近にしたかった、、、、自分勝手な都合の良い話に聞こえるでしょうが、やはりそうなんです。
アジアを長く旅すると、どの国に行ってもすぐに耳に入ってきて覚える言葉は、No problemを意味する言葉、フィリピンはそのままノープロブレム、タイはマイペンラ〜イ、インドネシアはティダアパアパ、マレーシアも同じティダアパアパ、中国は没関係(メイグアンシー),その意味は、問題ないよ、気にしない、気にしない、大阪で言う、かまへん、かまへん、です。
これは日本だけの問題ではなく先進国はどこも同じような歪みを抱えているのかも知れないが、先進国社会の生活はどう言えば良いのか、、、それがすべてとは言わない、都市じゃなければできないことはあるし、それに生きがいを感じる人も当然いるのはわかった上で書いています、でも多くは自主的に働いているというよりも、どこかストレスを抱え抑圧的な環境で働いているような、仮にそこから逸脱したらドロップアウトするような競争社会、日本の生活はそんな息苦しさを僕は感じます。
あの頃、僕は日本で生活することは気が重かった、これは僕だけの問題かもしれないけどアジアに行くと。何かといろんなことが気が楽だったし肩の荷がおりた、物価は安いし、時間はゆったり流れてるし、人間はおおらかに生きているし、食べ物も美味しいし、アジアの果物は極上だし、探せば飛び切り極上のサンゴがある島はパラパラあったし、探せば生活費は5万円くらいでなんとか暮らせた。多分僕はアジアとは相性がよかったんだと思う。
それは異邦人が表面だけを見て感じるのかも知れないが、少なくともアジアの人は日本人よりよく笑うのが印象だった、でも日本人はあまり笑わない。
当時はアジアと日本の物価の格差があった、島に行けば南国の花は色彩がきれいだったり、南国の鳥の鳴き声はやはり南国らしい鳴き方をする、アジアは本当にゆったり官能的な暮らしができた、先に書いた通り官能的な思考を育むには持って来いの土地だった。
アジアの旅にはもう一つ良いオマケがある、アジアには欧米バックパッカーたちがたくさんいる、アジアの田舎なら宿で泊まる客同士、みんな目的は同じような物で、急ぐ旅じゃなく長期滞在が普通、旅人同士、一つ屋根の下の家族みたいな気分で付き合える、毎日が英会話になる、積極的に彼らと話せば間違いなく英語力はすごく上達する、もし日本の英語学校でやれば(1対1の会話)1時間4〜5000円払うことになる、つまりは英語学習目的だけでアジアを旅しに来ても十分な成果が得られる。
あのころ日本はアジアで最も外国人旅行者は少ない国だった、物価が高くて気軽な旅がやりづらかった、またバックパッカーに適した宿だってほとんどなかった、たまには日本を旅しても良いかなって思いながらする気にはなれなかった。日本を旅するくらいなら海外に出た方がまだ良いと国内の旅はどんどん遠ざかっていた。

話題は変えて、英語に一つ面白いことばあります、バケツリスト、その意味は「生きてるうちにぜひやっておきたいことのリスト」の意味だそうだ。
今回のコロナ騒動がきっかけで長年足が遠のいていた国内の旅のチャンスがついにやってきました、ずーっと前々から思っていた、長崎、五島列島教会巡りの旅、それについてなんと説明すれば良いのか、、、、書き出せば、延々と難しい話になりそうだからさておいて、一度は現地に足を運んで島々を転々と渡って教会やキリスト教にまつわる物に触れる旅がしたかった。
見てどうするわけでもない、何が目的でもない、この旅は海外に行くような楽しみとか官能目的ではない、どちらかと言えば「行きたかったより、、、、行かないわけにはいかない、」ちょっと違う気分です。
でも先に書いた通り国内は旅費は安くない、国内は日常と変わりがなく、物足らなく楽しくない、日本で旅するお金があれば迷わず海外に出る。話す言葉が違うから思考も変わる、環境が違う、知らないことだらけ、それが僕には楽しい、よほどの事情がない限り多分今後もずーっと日本の旅はしないだろうな、、、と思っていた矢先にコロナ騒動がおきた。コロナのおかげで国内旅行のバケツリストが一つ達成して巡礼の旅ができた。

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