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アトリエ水平線より

渡会審二の写真日記

日本人は裏取引がどうも不得意だ、 

ヤフオクで不要になったドローンが想像してた以上に高値で売れた、もう時代遅れのドローンだと思っていただけにビックリしたと同時になんとか売れてホッとした。
ヤフオクについてのついで話、一昔前まで日本には大きな中古品売買市場はほんとんど存在しなかった、あったとしても中古車か古本か中古住宅くらいで中古品はどこか裏取引みたいで、あまり良くないイメージが日本人の考えに染み付いていた。日本に長く住んでるアメリカ人もビックリしてたが日本人は中古品をすごく嫌う国民だよね、、、と驚いていた。
これは僕は前から痛感していたことだった、海外から日本に帰国するたびに、そういう日本的で閉鎖的な習慣にはいつも辟易としていた、インドでは、僕らが持ってる物に目を付けてあっちから「それ売らないか?いくらなら売る?」って勝手に話を先に進めたがる奴がいっぱいの国から日本に帰ると、なんだかここは活気のない国だなっていつも思っていた。
それが30年くらい前からフリマーが出現し始め、20年くらい前からヤフオクが登場して、いよいよ嬉しい時代が来たなって思いヤフオクの登場を心底喜んだ。
とにかく良いのは家に居ながらにして日本中からいろんな不用品が探せるし、家で眠っているだけで使わなくなったモノは気軽に出品できて、それがお金に換えられる本当に便利なシステムだと思っている、例えば今の時代、フィルムが衰退して暗室用品はもう生産中止になった品は数えきれずある、欲しくてももう自由に買えない、その一方かつては暗室をやっていたけど今はやらない人もたくさんいる、家で眠っている使われていない暗室用品は日本中、実は山のようにある、そんな品が欲しい場合、ヤフオクを根気よく見続けるといろんな出物に出会う、気に入ればさっと買える。
ヤフオクでの写真用品は下手な中古カメラ屋よりはるかにストック量が多い、連日いろんな品が出品され、使い勝手がとても良い、そして一般カメラ店より安く買える、僕にとって日本一の中古写真用品店だと思っている。
使わなくなったカメラはカメラ店で下取りするより、ヤフオクの方が中間業者がいない分、高く売れる、安く買える、新しくカメラを買う場合も、不要カメラをヤフオクで売ったマージンで新しいカメラが買いやすくする、実際に何度もそうしてきた。
暗室の引き伸ばし機もそうだった、お目当の引き伸ばし機が出るまでずーっと待っていた、そして遂に格安で見つけてさっと落札させた、これをカメラ屋で買ったら何倍も高かっただろうけど、僕の場合、リサイクルショップから出品されたものを見つけた、彼らは扱い方を知らずジャンク出品していたが(なんの問題なかった)良いものを格安で買った、僕はヤフオクを誰よりも上手く活用し、ヤフオク取引の上級者だと自負している、、、。
何を根拠にそんな自信を持ってるのかここで説明しましょう。
この手のブラックマーケット(闇取引)をするにはそれなりの取引カンが必要になってくる、取引カン、つまり相手を見る目だけど、これはインドで散々鍛えた、早い話がペテン師まがいなヤツ相手にブラックマーケット(レートの高い闇両替とか)を散々やって来たわけです、ヤバい相手、ヤバイ取引、マトモな取引、これらをだいたい見抜ける自信がある、だから僕にとって日本でのヤフオク取引なら相手がなんであろうが、あのインドを思えば、ちっとも心配のないただの遊び感覚です。
時々、人と雑談で、かつてハマったコレクションが家にたくさん眠っている、処分したいけどどうすれば良いのか?そんな話を聞く度に、「ヤフオクに出せば良いじゃないの?」みんなが決まって口にするのは「あれ大丈夫?本当に売れる?お金払ってもらえるの?品がちゃんと届く?」とにかくそれが多い、要はこういうジャンクなブラックマーケットに日本人は慣れていないからそう言う心配が絶えない。
日本ではこの手のブラックマーケットはちょっと前までは表社会には存在しなかった、(昔はたくさんあったけどね)本当にこの感覚に不慣れな国民性だと思う、今はどうか知らないけど、僕らがアジアを旅してたころ、現地では定価という概念がなく相手を見て値段が跳ね上がったり、ボッタクリしたり、そんなブラックマーケットは普通だった、そんな奴らとどう渡り合えるのか?そこがアジアをうまく旅をするテクニックとなる。
あの当時のインドではタクシーは一般にメーターはなく事前に交渉して乗るのが普通、でも目的地に着いたら、最初の交渉価格がなんだかんだと何癖を付けて目的地で跳ね上がる、これはインドでは当たり前の話、日本人はこれにやられ、だいたいは相手の言いなりに払う、西洋人たちはそれを不思議そうに言う。「え?なんで払っちゃうの?そんなの払うべきじゃないよ、」と彼らからバカにしたように言われる。
こればかりはどうしようもない、日本人のビギナー旅行者は大半は相手の言いなりの被害に遭う、だから日本人は彼らの間でいいカモになる、それでインドが嫌いになる人が結構多い、文化の違いか西洋人はそれにすごく慣れている、そんなインド人なんかまったく相手にしない、あっさり最初に決めた値段だけ置いてその場を去る。
インド人との戦いに明け暮れた旅を何ヶ月も続けると、そのうち彼らの手口は慣れてくる、何か魂胆、企みを持ってるヤツはだいたい分かる、その企みをどうかわすか、かわし方もだいたい分るようになる、そのテクニックは日本社会でそのまま使うとすごく嫌われる、実際に自分の家を建てる時、相手との交渉でそれがすごく役に立った、200万くらいは多分無駄金を払わずに済んだ気がする、でも相手からすごく嫌われたハズだ。

正直言えば僕はパソコンやスマフォを攻略するより、この手のペテン師を相手に手玉に取る方がはるかにアタマが働く、さて、ヤフオクに話を戻そう、ヤフオクで物を買う、売る、特に高価な取引の場合、相手の過去評価をしっかり見て取引は慎重になる、悪いが多くても必ずしも悪いわけではない、どうして悪い評価なのか?そこをしっかり評価歴をじっくり見るとだいたい見える、この人はどんな人なのか、その人のやり方、クセ、人となりがだいたい見えてくる。
詐欺クセがはないがドタキャンがすごく多い、出品説明と実物とのギャップが激しい、取引がルーズでなかなか入金しない、約束を守らない、逆に評価の悪い人で、みんなが敬遠するけど、この手のタイプは問題ないと判断すると安く買える場合もある。
アジアを長く旅したおかげで、この手のブラックマーケットに必要な取引カンが旅の経験で育まれた、その結果、何でもカンでも安全で管理された買い物ってスリルがなくて退屈でツマラナイ、物を買うにも交渉して相手と戦ったり、安く買える、高く売れる、そんなジャンクな交渉取引の方が僕は楽しいしスリルを感じる。
仮に取引き相手からひどい目に遭っても僕は腹は立たない、仮に被害があっても、そんなの遊びだと思ってる、時々厄介な取引相手に出会うこともある、でも今まで安く買えたことは数え切れないほどあっていい思いをした分、たまにはこう言うことだってないとね、、、、って思って終わる、だから僕はヤフオクで今後も上手く売って、上手く買い物ができる自信があるし、ヤフオク上級者をこれからも自負する、アマゾンでさっと買いものするより好きだ、、、、。
どうしてこの手のブラックマーケットが僕は好きなんだろう?多分、決められた代金をさっと払ってさっと品物をもらって終わるより、買うためにあれこれ駆け引きしたり、ハラハラしたり、騙されるか、きちんと払ってくれるか心配したり、上手く勝ち取ったり、叩かれたり、こう言う売買の方が人間の欲得、狡猾さ、人間の裏表が露骨に肌で感じ、スリルがあって僕には楽しいんじゃないのかな?

ヤフオクで去年購入のドローンを売却しました。 

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昨年のちょうど今ごろ購入したドローンは昨日オークションで売却しました。
またどう言う経緯で昨年買ったばかりのドローンを売る羽目になったのか、、、、、それについてお話しします。
一昨年の終わりころ、普段仕事をするチームから「ワタライさんもドローンを使えるようになってはくれないか」と持ちかけられた、それまで僕はドローンなんか何も知らなかった、空飛ぶヘリコプターにカメラがついていることくらいは知ってたけど、でも自分から興味を持って調べたりはまったくなかった。
「使えるようにしてくれないか?」って背中を押されたから無視はできない、自分であれこれ調べるとどんどん気が重くなった、横たわる問題は、フライトは国土交通省の認可を取らなくてはならない、スキルがなければ認可はもらえない、もう一つは30万円程度のドローンでは、まともな広告に通用するカメラではない、高画質カメラがついたドローンをレンタルをするにしても、、、、、ことはカンタンではない、、さてこの問題をどうししようか、、、、と悩んだ、これらの問題について調べれば調べるほど気が重くなって何もする気が起きなくなったので、まず1泊2日のドローン講習を受講することにした。
正直な感想はこんなツマラナイ講習に20万円は非常に高いと思ったけど、コマを進めないことには何も始まらない、高いけど講習の修了証があれば国土交通省の申請資格が獲得できる、さらに講習で使用した機体がまあまあ手頃価格で、現状では最もマトモなカメラなのも分かった、去年の今ごろで20〜30万でまあまあの画質カメラがついたドローンといえば、これくらいしかなかった、それで迷わずこの画像の機体を買った。とにかく5月までに仕事に対応できるよう準備しなくてはならない宿題を背負っていたので、迷って時間を無駄にするヒマなんかなかった。
今まではドローンなんて縁がなかった、背中を押されなかったらドローンを始めるなんて思ってもいなかった、そう思えば高い講習に参加し機材を一式買って飛ばせられるところまで来た、まあとりあえずこれで良しとしておこう、だった。
機材も揃った、高度な動画撮影のフライトじゃなければ一通り仕事として飛ばせる、でも問題が一つ浮上した、やはり現場は1台で行くのは心許ない、実際、撮影現場に持って行った予備ドローンカメラの水平調整が狂って撮影には使えなかったことがあった、構造が複雑で、墜落の危険があって、予備機がないのは仕事としてはあり得ず、どうしても2機欲しい。
しかしこれを2台一式と今までのカメラ一式をたった一人で電車移動はもう無理、実際これ1台と通常カメラ一式ですから一人で持ち運びはとてもつらい。
そこで昨年新発売されたのが小型機で高画質カメラが搭載された理想的な機体、それを見た瞬間、もう迷わずさっと買った、本当は当分レンタルしたりで試用してみたかったけど、ドローンはそこがとても面倒です、普通のカメラならそれができるけど、ドローンの場合、国交省に申請されていない機体のフライトは日本中どこでも無条件には飛ばせない、でも認可手続きは日数がかかる、撮影日が迫った状態でレンタルをアテにして国交省申請行為は何かと難しく機材の確保は確かじゃない。
さて、そんな事情で新しいドローンを2台あまり迷わずさっと買った、僕のドローン一式はメイン機、予備機、予備バッテリーなど装備が充実している、でもその利便性はこれまでとは比較にならないくらい軽く小さく持ち運びがポータブルです、今までの大きく重いドローンの荷物地獄からやっと解放された、さてこの行き場を失ったドローンをこれからどうするか、、、、、。
もちろん手元に残し遊びなら使えるかもしれない、でも仕事現現場にはもうとても持っていけない、でも購入からわずか1年しか経っていない、あと20時間程度でモーターの取り替え時期ではあるにせよ、、、機体はまだまだ十分に使えるし、今のうちに売っておかないと、この機体の機能は時代遅れになるのはもう時間の問題だって思っている。
ドローンの場合オークションで相手にサッっと売って、それで終わりかも知れないけど、機体にID、パスワードを登録させないと機能しない、その所有権の引き渡しが厄介そうで、それを考えるとどうも気が引けてしまう。
でも持っていたところで仕方がない、無駄になるのはわかってるからオークションに出した、それが売れれば新機種の投資金が戻せる、それで昨日無事、なんとか売れた、僕が予想してたよりはるかに注目は集まり、終了間際は自動延長が繰り返され、スタート価格から落札価格は予想してた以上の値段がついた、この機種はまだまだ人気があるんだな、、、、それにしてもオークションの存在は非常にありがたいと思った。
ネットコミュニケーションと言うのは顔が見えないからマナーが低下し何だってアリみたいに社会秩序が乱れることが何かと多いが、、、、こう言う時に効力が発揮する、そして僕なんか結構その恩恵に預かっているんだなって思う。

何を基準にそれを決めるか、、、、。 

占いについて書いたからついでに書くと僕は占いについては何も知らない。
でも仮に初対面の人と5〜6分くらい話せたなら、占いなんか使わなくたって、その人がどんな人生を歩いてきた人か、どんな価値観を持った人かだいたい分かる、それが見えたら未来予測することもそんなに難しくはないと思う。
何を大事にし、何を興味を持っているか、何に通じてるか、どんな価値観を大事にしているのか、さらにもっと深く話せたならより深く見える、平気で嘘をつけるかタイプか、そうではないか、ハッタリをかますのが好きか、そうではないか、前に出たがるタイプか、出たがらないか、自分の考えをしっかり持っているか、持っていないか、大きな決断が出来るか、出来ないか、権威主義より自分の目を信じるか、権威主義から出られないか、、、、、。
もっと突っ込めば、自分の人生を愛しているか、世の中を受け入れているか、人を信用しているか、物事に感謝しているか、世の中がキライなタイプか、、、、これらがだいたい大雑把に見えたら、その人はどんな人生か、その後の未来はどんな人生が待っているかのラインはだいたい想像つく、何かをやっても失敗しないで完結させられるタイプか、行き詰まるタイプか、、、、。
その辺が見えたら、即席の占い師まがい、人生相談はできる、そんなにマトハズレなことは言わないだろうし、、、、でもこれは占いとは違ってもっと現実的な見方だ。
僕にとっては占いは今のところは、、、必要ない、特にたよりたくもない、先に書いた通り誰かの意見ではなく、物事とは自分で悩んで、迷って、最後は自分で決めることに意味があると思ってる、またそこを自分で決めるからこそ意味があると思う、仮に道を誤ったらその分自分で考える、もし占いで決めた人生が間違っていたら、それは占い師がダメだったと占いのせいにしがちなのは感心しない。。
でも彼女にその辺について伺って、僕はタロットカードに対する認識が少し変わった、彼女はカードに対しもっと客観に徹しているらしい、カードが示したことに対して自分の主観は挟まない、ただ読み解くことだけに集中しているそうだ、、、、あとはそれをどう受け止めるかは各自の問題かって思った、彼女に少し失礼な質問をしたような気がした。

巫女との出会い 

先日アトリエで、ある女性占い師のポートレートを撮らせていただきました。
フランスの雑誌にご本人が紹介されることになって、きちんとしたポートレートが欲しかったそうです。
ネットを通じて出会った縁でお互いの認識はそれまではなかった、撮影当日にアトリエで初めてお会いした最初の印象からして声がすごく可愛らしい方だった、「実は声優やっています」と言われても信じるくらい澄んだ声の持ち主だった、でも実は成人したお子さんがいると言うからそこそこの年齢なんだと思います。
彼女の職業はタロットカード占い師でその世界では著名な方のようで聞くとこによれば半年先まで予約は一杯とのこと、またタロットカードだけではなくスピリチュアル、アミーニズム、シャーマニズムの世界観にも造詣が深いようですが、彼女はこういう人だと安易なレッテルを貼ることはとてもできない。
ただ僕の見た感じでは僕の職業もそうだけど、、、、、この手の常識的じゃない職種は常識社会から逸脱した独自の感覚の中で生きてる印象がありそうだけど、彼女に関しては胡散臭い印象は感じなかった、むしろ思慮深く社会的良識もきちんとわきまえておられる方だった、やはりこの手の生き方をしてるならしっかりした現実性、社会性を備えていないとい人から胡散臭い目で見られがちです。
僕はタロットカードに関して何の予備知識を持っていない、知ってることといえばトランプと違っていろんなきれいな絵が付いてるカードであることと、発祥がイタリアかフランスらしい、それ以上は何も知らない、ただ長い歴史があるし、これは現代思考でいくらアタマを絞ったところでその本質をきちんと認識できない世界観であることは確かだろうし、早い話、それを神秘思想と言っていいと思う。
また、僕自身かつて中国、タイを始めアジアの少数民族の村をいくつか尋ねた経験もあってが、現代文明から離れたアミーニズムの感覚には馴染みがあるから、それを語る人がどれくらいそれに深く通じているか、その人の話がどれくらい信憑性があるかぐらいはおおよその察しはつく。

彼女は幼い頃から直感に優れた才能を持っていたようで、、、好きで占いの道に入ったよりも、何らかの見えない要請に導かれ、なるべくしてなったとのことらしいが、僕もそれを聞く前から、彼女をぱっと見た瞬間からそんな印象を感じていた。
そんな彼女に僕は一つ質問した、カード占いとはカードが示す答えが絶対なんですか?
その意味することはカードが示すものは誰が見ても同じ答えないのか、占い師によってその解釈は違うものなのか、、、と聞くと、彼女曰く、占い師の役割はカードが示す暗示から何が読み解けるのか、そこからどんなビジョンを見つけられるのか、それをどうお客さんに伝えられるか、それが占い師の能力です、と僕に説明してくれた。
明解な答えの気がしたし僕が感じていた占いに対する疑問の一つが溶けた。
僕は占い師ではない、霊能者でもないが直感には強いリアリティーを持っている、でも僕の直感とみんなの直感では多分意味合いが少し違うと思う、僕は直感に対し信頼を持っている、多分一般人とは比較にならないくらい直感で感じたことを拠りどころに生きている。
でも直感で物事を当てる確率が高いかと言えば、、、、どうだろう、、、、?多分みんなとそんなに変わらないかもしれない。
でも時としてビンビンと当たりが続くことがある、でも僕にとって直感とはモノを当てる目的はない、ただ自分が良いと思ったことを優先順位にそれを選んで生きているだけの話です、でもそこには僕自身の人生がかかってる選択だって直観で選ぶ、数字的なデーターはあまり信用しない、ピンと来るか来ないかが決め手でそこが現実的な生き方との違いだ。
写真は自分が良いと思うことを目標にしている、どんな時も自分が良いと思うものを求める、それが指針で生きている、それだけの話です、でもやはりそれこそが直感の本質じゃないかな、、、、と思っています。
でも始めから自分の直感に確信を持っていたわけではない、それは自分にとってとても重要な基準と感じ始め葛藤と迷いの末に直感に信頼感が育った気がしています。
僕にとってそれは空想ではなくリアリティーです、だから彼女との出会いは、お互い目に見えない基準を大事にする生き方の接点を持っている、彼女に対してのやや大げさな印象は「ご宣託を預かる巫女」そんな気がしました。
「魔法植物園」という作品に関わっていると、こういう出会いに恵まれるんだなって思いました。

フジ子さんのラカンパネラ、、、、これを珠玉って言うんだな、、、、、。 

454343.jpg 時代がどんどん軽薄になると珠玉って感覚が本当に遠い感覚になってしまう。
先日、僕はブログで、いささか苛立った内容のことを書いたけど僕自身があそこで言いたかったのは物事を表現するってことは、心のどこかに珠玉な価値観を敬う気持ちでいてほしいと思って書いた、つまりそれは、彼らのあまりにも軽すぎる気持ちに対しての僕の苛立ちでした。
それに対しての裏返しとして是非紹介したいのは、僕が敢えて言わずと知られた、フジ子ヘミングさんです、この方は正直言ってテレビで見ると、まあ、、、、なんととんでもないオバさんだなって思って見た印象があります、でもフジ子さんの辿った人生を見ると、底知れない苦しみを味わった人生だったんだなって思った。
興味あれば、フジ子さんご自身が書かれた本があるから読んでみればいいと思う、カンタンに僕が知る範囲で書けば、少女期から天才扱いされた彼女ですが、その後の人生は不運が続き、ピアニストとしての活躍の場には恵まれず、多分食べていくのも精一杯だったんじゃないですかね、、、、なんせ、ご自身の著作に、食べていくために何でもしたわ、、、下の世話だってしたわ、、、と書いていらっしゃった。
お金を稼ぐために下の世話までやって、晩年になってやっと陽の芽を浴びて注目されたピアニスト、そんな稀有で凄まじい人生体験を持ったピアニストなんて世の中いくら広しと言えど、フジ子さんくらいじゃないのかな?でもクラッシックの世界観が普遍と言われるなら、そう言う方こそが演奏すべきだ音楽だと思ってしまうが、、、、。
フジ子さんの十八番、リストのラカンパネラは you tubeで見られるから興味あれば見れば良いと思う、僕の勝手な感想は人生に傷つき疲れ果て、甘いも、辛いも、酸いも、すべて味わい尽くし、ある意味で人生ボロボロにまでなった頃にやっと天からわずかな光が射すように演奏する機会を晩年のわずかな時だけ与えられたような、、、、この方の弾かれる、ラ、カンパネラは奥が深く聞く度に胸を打つ、でも曲が良いから、、、とかじゃない、フジ子さんの演奏だからだ、フジ子さんの人生とこの曲の激しさが重なって聞こえ、凄まじさがこっちに迫ってくる。
これの感覚を「珠玉」って言うんだなって思う。